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06月16日-03号

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  1. 糸満市議会 2022-06-16
    06月16日-03号


    取得元: 糸満市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-04
    令和4年第4回糸満市議会定例会会議録令和4年6月16日出席議員 20人1番 大 城 むつみ    2番 玉 城 哲 郎3番 山 内 竜 二    4番 前 田   潤5番 浦 崎   暁    6番 伊 敷 郁 子7番 賀 数 郁 美    8番 金 城 一 文9番 長 嶺 安 浩    11番 平 田 健 人12番 金 城   悟    13番 金 城   寛14番 山 城   渉    15番 西 平 賀 雄16番 大 田   守    17番 金 城   敦18番 金 城   敏    19番 金 城 幸 盛20番 新 垣 安 彦    21番 徳 元 敏 之欠席議員 1人10番 新 垣 勇 太 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は次のとおりである。   市長     當 銘 真 栄    副市長       神 谷 和 男   教育長    幸 地 政 行    総務部長      福 元 信 美   企画部長   金 城   満    市民健康部長    新 垣 政 喜   福祉部長   島 根 辰 也    こども未来部長   国 吉   丘   経済部長   大 城   司    建設部長      上 原   斉   水道部長   伊 敷   勝    消防長       平 田 徳 明   教育委員会  金 城   秀    教育委員会     有 銘 真一郎   教育部長              教育指導監本日の議事日程 日程第1 一般質問   ――――――――――――――――――――――――――――――                              (開議宣告午前10時01分) ○議長(金城寛) これより本日の会議を開きます。   ―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(金城寛) 「一般質問」を行います。質問通告書により、順次質問を許します。 ◆8番(金城一文議員) 議場内の皆様、インターネットで御覧の皆様おはようございます。今議会最初の質問者でございます。市当局の誠意ある御答弁をよろしくお願いいたします。 件名1、商工行政について。新型コロナウイルス感染症が発生して2年余りが経過しました。その間、市民の皆様には様々な試練が押し寄せています。最近では物価の高騰も相まって実質的な可処分所得の減少による家計の逼迫が問題となっております。また、長引くコロナ禍で飲食店の売上げの大幅減や観光業の旅行控えによる悪影響、出店業ではイベント中止に伴い、出店することそのものができずにいます。国による救済策は急ぐことを優先したために救済を必要とする方によってはむらがあるのかもしれません。今こそ一番近くにある行政組織として、糸満市にはできること、やらなければならないことがまだあると思います。そこで伺います。小項目1、市内事業所への優先発注について。ア、市内事業所から優先発注の要請が出ていると思いますが、どのように対応しますか。 小項目2、商品券事業について。ア、プレミアム商品券事業を実施する予定はありませんか。 小項目3、特産品開発事業について。ア、今年度実施予定の同事業について、進捗状況はどうなっていますか。 小項目4、観光関連事業者への対応について。ア、これまでの経済対策で支援が行き届いていない業種、例えば観光関連事業者への支援はどのように考えていますか。 件名2、新型コロナウイルス感染症対策について。新型コロナウイルス感染症の感染者数が一時に比べて落ち着いてきた印象があります。しかしながら、まだまだ一定数の患者数が出ており予断を許さない状況です。市職員の皆様も相変わらず対応に追われ、大変な日々であると思います。そこで伺います。小項目1、ワクチンの接種状況について。ア、現在の接種状況と今後の課題は何ですか。 小項目2、職員のメンタルケアについて。ア、コロナ関連の業務が増えたことで職員の負担はかなり大きくなっているものと思いますが、負担の増えた職員へのケアはどうなっていますか 件名3、シャボン玉石けん くくる糸満について。市民待望の施設の開館式典が今年4月23日に行われました。私も何度か伺いましたが、発表会などの文化的な行事や様々な団体の式典など多くの市民に末永く愛される施設となるよう願っています。そこで伺います。小項目1、シャボン玉石けん くくる糸満の活用状況について。ア、現在の予約状況はどうなっていますか。 件名4、市民生活行政について。糸満漁港中地区北側の県有地が手つかずのままになっております。以前にお伺いいたしましたが、県からは具体的な計画はないとのことでした。地域住民からはぜひ活用したいとのお話が以前から届いております。何か進展はなかったのでしょうか。そこで伺います。小項目1、糸満漁港中地区北側県有地の有効活用について。ア、有効活用の計画は進んでいますか。 前回、3月定例会でもお伺いいたしましたが、市営住宅の保証人については他市町村の状況を調査するとのことでありました。そこで伺います。小項目2、市営住宅入居時の保証人について。ア、廃止に向けての課題は何ですか。 ウクライナ情勢や中国のゼロコロナ政策でサプライチェーンに混乱が生じ物価が徐々に高騰しています。影響を受けている市民の皆様へ何らかの施策が必要ではないでしょうか。そこで伺います。小項目3、物価高騰に伴う経済対策について。ア、物価高騰に苦しむ方々に対する対策はどのように考えていますか。イ、18歳以下の子育て世代への支援はどうなっていますか。 件名5、保育行政について。2年前、市立認定こども園の民間への移行について質問いたしました。立ち止まってもう一度じっくり考え直してほしいとお願いいたしましたが、時間をかけ検討していただきありがとうございます。これからのこども園について、子供たちや保護者の皆様にとってよりよい方針が示していただけるものと思います。そこで伺います。小項目1、市立認定こども園在り方検討の状況について。ア、現在の取組状況はどうなっていますか。イ、今後のスケジュールはどうなっていますか。 件名6、学校給食センター基本計画について。現在の学校給食センターは昭和52年に運用が開始され45年目となります。これまで多くの議員から老朽化についての質問がなされてきました。子供たちの健康のためにその解決は糸満市における最重要課題であると思います。そこで伺います。小項目1、既存基本計画の精査について。ア、広域連携の話がありましたが、どうなっていますか。イ、総事業費は幾らぐらいになる予定ですか。ウ、PFIの活用についてはどのように考えていますか。 件名7、南部病院跡地利用について。南部病院が糸満市からなくなり2年がたちました。真栄市長におかれましては、病院の存続に御尽力頂きましたが、民間企業の経営方針ということで存続はかないませんでした。現在、病院の跡地は手つかずの状況が続いており、何らかの形で有効活用できないかとの声が多く聞かれます。しかしながら、沖縄県病院事業局と交渉を始めようにも建物の所有権を持たない糸満市ではそのテーブルに着くこともできません。手遅れになる前に何らかの手だてを講じて、市民にとって有意義な土地の有効活用ができるようにしていただきたいと思います。そこで伺います。小項目1、今後の具体的な利用計画について。ア、施設の所有者である社会医療法人友愛会との調整状況はどうなっていますか。イ、土地の所有者である沖縄県病院事業局との調整状況はどうなっていますか。 以上、質問を終わり、再質問は質問席で行います。当局の誠意ある御答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時08分)                              (再開宣告午前10時09分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎市長(當銘真栄) おはようございます。金城一文議員御質問、件名1、商工行政について。小項目2及び3についてお答えします。 小項目2、プレミアム商品券事業について。ア、プレミアム商品券の実施について、本市では新型コロナウイルス感染症により大きな影響を受けた市内店舗における販売促進を図るとともに、市内の消費喚起及び市民生活を支える目的として、糸満市地域経済とくらしを支える商品券事業による、いとまんプレミアム商品券第3弾の販売を昨年に続き実施します。 次に小項目3、特産品開発事業について。ア、今年度の進捗状況について、令和4年度糸満市特産飲料等開発販路構築事業については、本日6月16日より、公募型プロポーザル方式による公募を開始します。 残りの御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行) おはようございます。議員御質問、件名6、学校給食センター基本計画について。小項目1、既存基本計画の精査について。アからウまでについて順にお答えいたします。 小項目1、ア、広域連携については、PFI導入可能性調査において、広域連携及びアレルギー対応食のみの広域連携については解決すべき課題が多くあることから、新たな給食センターにおいては市単独による整備を進めることになりました。 次にイ、総事業費は幾らの予定かについては、PFI導入可能性調査で示された総事業費は約46億1,100万円です。 最後に、ウ、PFIの活用の考え方については、PFI導入可能性調査で示された総合評価では、定性評価結果、市場調査結果、定量評価結果ともに、他方式に比べてPFI(BTO)方式が最も優位な結果となったことから、事業の実施に当たってはPFI方式を導入することになりました。 ◎総務部長(福元信美) おはようございます。御質問、件名1、商工行政について。小項目1、市内事業者への優先発注について。ア、優先発注の要請への対応についてお答えします。 糸満市としましては、適正な競争原理の下に公平性を確保しつつ地元企業への受注発注の確保に努めるよう対応してまいります。 次に御質問、件名2、新型コロナウイルス感染症対策について。小項目2、職員のメンタルケアについて。ア、負担の増えた職員へのケアについてお答えします。新型コロナウイルス感染症への対応については、全庁体制でプロジェクトチームを設置しワクチン接種業務等に取り組んできたほか、コロナウイルス感染症の影響により苦境に陥った方々への経済的支援、多くの部署において、これまでに前例のない対応が求められています。また体調不良や濃厚接触者となるなど、自宅待機を余儀なくされる職員の増加もあり、議員御指摘のように多くの職員への業務負担があることは承知しております。人事課におきましては、今年度に職員健康相談員を2名体制にして、メンタル不調の兆候を早期に発見し相談の機会を増やせるよう取り組んでおります。また週に1回、臨床心理士によるカウンセリングを実施し、専門家からアドバイスを受ける機会を確保しているところです。 ◎経済部長(大城司) おはようございます。御質問、件名1、商工行政、小項目4、ア、観光関連事業者への支援についてお答えいたします。 観光関連事業者への支援として、昨年度は新型コロナウイルス感染症防止対策による営業時間短縮協力金を受けていない事業者に対し、雇用の維持と事業の継続及び経済活動の回復を目的に支援金を給付しております。しかしながら、長引くコロナ禍により地域経済は以前の水準には程遠い状況となっていますので、本年度も観光関連事業者への支援を検討してまいります。具体的な支援策については、国や県が観光関連事業者へ行う支援等の動向を踏まえるとともに、現在、市内観光関係団体等から支援案を聴取している状況ですので、市としての支援策を講じてまいります。 次に御質問、件名3、シャボン玉石けん くくる糸満について。小項目1、ア、現在の予約状況についてお答えいたします。シャボン玉石けん くくる糸満には大ホールをはじめ、楽屋4室、多目的室1室、活動室2室、会議室3室、企画展示室1室などがあります。令和4年4月から令和5年3月までの利用及び予約状況につきましては、令和4年6月10日現在の資料になりますが、主に土日の使用となる大ホールが107件、楽屋159件、多目的室59件、活動室87件、会議室103件、企画展示室18件となっております。 次に件名4、市民生活行政について。小項目1及び3についてお答えいたします。小項目1、ア、有効活用の計画について、糸満漁港中地区北側の県有地については、現在、沖縄県で新たな土地の竣工認可の記載内容の訂正作業を行っており、作業完了後に新たな土地として登記を行う予定と伺っております。沖縄県においては、新たな土地を公共用地などとしての活用は現在未定とのことです。今後は沖縄県と連携し、土地の有効活用について事務調整を進めていきたいと考えております。 小項目3、物価高騰に伴う経済対策について。ア、物価高騰に苦しむ方々に対する対策について、本市では新型コロナウイルス感染拡大を受け、市内事業者がどのような状況に置かれているかなどの実態把握に努め、これまで地方創生臨時交付金を活用した市独自の事業者支援を行ってまいりました。今後も国の緊急対策等に注視しながら物価高騰における経済対策に取り組んでまいります。 ◎市民健康部長(新垣政喜) おはようございます。御質問、件名2、新型コロナウイルス感染症対策について。小項目1、ワクチン接種状況について。ア、現在の接種状況と今後の課題についてお答えいたします。 接種状況については、6月14日現在、全市民に対して1回目接種率70.0%、2回目接種率68.9%、3回目接種率42.1%となっております。今後の課題については、3回目接種率の低さが課題として挙げられており、特に10代から50代の低さが顕著となっております。そのため本市においては、これらの年代がふだん就業していることや通学している学生であることを踏まえ、接種が受けやすい時間帯に接種ができるよう、予約なし接種や夕方接種の体制を整えております。またスマートフォンで簡単に閲覧可能なホームページ、いとまんコロナワクチンなびを作成し、接種予約、接種券再発行及び新型コロナワクチンに関する最新情報等の発信を行っております。 ◎建設部長(上原斉) おはようございます。御質問、件名4、市民生活行政について。小項目2、市営住宅入居時の保証人について。ア、廃止に向けての課題についてお答えいたします。 保証人を廃止した場合の課題については、現入居者における連帯保証人の取扱いなどがございます。 ◎こども未来部長(国吉丘) おはようございます。御質問、件名4、市民生活行政について。小項目3、物価高騰に伴う経済対策について。イ、18歳以下の子育て世代への支援はどうなっているかについてお答えいたします。 コロナ禍において原油価格や食料品などを含む物価高騰の影響を受けた子育て世帯の負担軽減のため、ゼロ歳から18歳までの子供を養育している子育て世帯に対し、糸満市子育て世帯生活応援給付金を支給する予定となっています。対象児童はゼロ歳から18歳までであり、児童1人当たり5,000円、事業費については、給付金7,250万円を含む総額7,739万8,000円を補正予算(第2号)で提案し、議決を頂いたところであります。 次に御質問、件名5、保育行政について。小項目1、市立認定こども園在り方検討の状況について。ア及びイについてお答えいたします。小項目1、ア、現在の取組状況については、昨年度、検討委員会において再検証を行い、都市部にある3から5歳の施設のうち1施設、ゼロから5歳の施設のうち、1または2施設を公私連携の対象とし、実施時期は3歳児が卒園した後の令和6年4月以降が望ましいと報告されています。現時点で移行園は未定ですが、委員会の報告に沿った形で公私連携移行園を決定する予定です。 次にイ、今後のスケジュールについては、遅くても新年度入所申込みが始まる9月頃までには移行園を決定したいと考えています。その後、運営事業者選定委員会を立ち上げ、公募、選定作業を行い、引継ぎ期間を経て、早ければ令和6年4月から公私連携園へ移行する計画となっています。 ◎企画部長(金城満) 件名7、南部病院跡地利用について。小項目1、今後の具体的な利用計画について。ア及びイについてお答えします。 小項目1、ア、施設の所有者である友愛会との調整状況については、公社において5月30日に建物譲渡契約を締結したと聞いております。 次にイ、土地の所有者である沖縄県病院事業局との調整状況については、県としては、建物所有者に土地の優先交渉権があるとのことですので、今後、公社のほうで交渉が進められると聞いております。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございました。では、件名1から順に再質問させていただきます。 まず件名1の市内事業所への優先発注についてでありますが、入札参加資格について、他市町村においては登録所在地を現地調査し、人員や設備の有無を確認した上で入札に参加させているところもあるそうですが、糸満市では現状を確認していますか。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 糸満市では入札に参加を希望する業者については、要領に基づき申請書類を提出していただき、審査を行い登録業者を決定します。その際、登録所在地の現場調査は行っておらず、申請書類の中で営業証明書や事業所所在見取図の提出を義務づけており、その書類を確認して登録等を行っているところであります。 ◆8番(金城一文議員) 市内に本社がある場合はよいとして、営業所の場合は現地調査をして確認した上で、実際に人員や設備がある、そういう事業所を参加させるように変更することはできませんか。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 今後は営業所の現場調査や要領の変更が必要かというところもあるかと思いますが、こちらは周辺自治体も参考に対応を図ってまいりたいと思います。 ◆8番(金城一文議員) ぜひ、早めにそういうふうな変更をお願いしたいと思います。 続きまして入札の実施についてですけれども、今回広報紙の件で陳情がありました。広報紙の契約形態を物品売買から製造請負へ変更することはできないでしょうか。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 印刷業者については、糸満市では物品売買で登録を行っています。今後、印刷業務等の仕様等を確認しながら製造請負へ変更すべきかについて判断してまいりたいと思います。
    ◆8番(金城一文議員) 買ってきた物をそのまま納品するのであれば物品売買だと思うんですけれども、製造の要素が強いのではないかと思いますのでそこら辺よろしくお願いいたします。 続きまして広報紙の入札において、最低制限価格が設定されていない理由は何でしょうか。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 広報紙を含めた印刷物の入札について、最低制限価格を採用すべきかにつきましては、現時点ではいずれの業者であっても、一定の品質が確保される業務であれば最低制限価格を設定する必要がないと考えております。しかしながら、今後は他市町村の仕様なども確認し、仕様の変更が必要かを判断しながら印刷物の入札に最低制限価格制度を導入する必要があるのかについても調査研究してまいりたいと思います。 ◆8番(金城一文議員) 他市町村においては、最低制限価格を設定しているところがあると思うんですけれども、把握はしていらっしゃいますか。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 今回確認したところ、広報紙に関しては県内11市において、印刷物の入札において最低制限価格を設定している市はございませんでした。 ◆8番(金城一文議員) 町村あるいは南城市においては、ほかの印刷物で最低制限価格を設けているというようなお話もあります。最低制限価格を設けないということは、役所側にとっては一定の品質が確保されるのであれば構わないということかもしれませんが、ダンピング、あるいはそれに疑わしいような金額での落札というのがあった場合、市内事業所はとても対抗できないというか、やっていけないような状況になると思います。この最低制限価格に関して、県は最低制限価格を設定していますか。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 沖縄県では、要領において最低制限価格を設定しているものということを確認しております。 ◆8番(金城一文議員) ぜひ、県もやっているということなので最低制限価格の設定を、ちょっと時間がかかると思うんですけれども、ぜひやっていただきたいと思います。今回の広報の入札に関してですけれども、近隣他市の落札状況というのは把握していらっしゃいますか。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 豊見城市について、令和3年度及び令和4年度の入札結果を確認したところ、豊見城市、令和3年度が発行部数34万5,720部、契約額が1,483万1,000円。ちなみに糸満市が、発行部数28万8,878部、契約額が1,478万4,000円でした。令和4年度、豊見城市が発行部数34万部、契約額が1,570万円。糸満市が発行部数30万4,000部、契約額が696万3,000円です。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございます。糸満市が前回1,478万4,000円から今回696万3,000円ということで、半額以下の金額になっております。これが妥当な金額なのかというところはいろいろと考え方があるかもしれませんが、豊見城市においては前年より若干上がっているような金額ですので、個人的な考えとしてこの金額が妥当なものだというふうにはちょっと考えられない部分があります。今回この定例会に陳情が出されておりますが、そこには市内事業者の悲痛な思いが書かれておりました。多くの市町村と同様、我が糸満市の企業の多くは中小企業であります。年々厳しさを増す経営環境の中、必死に事業を継続すべく努力されております。市内の中小零細企業は必死になって事業所を構え雇用を維持しております。その方々の頑張りが税収や市内の消費を支えているのではないでしょうか。懸命に頑張っている市内事業所のためにも再考を強く強くお願いいたします。 続きまして商品券事業に移ります。プレミアム商品券事業、今回実施されるということで、昨年実施された商品券事業の販売実績と経済波及効果はどれくらいだったでしょうか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 販売実績については、約2万7,000世帯のうち約63%に当たる1万7,000世帯が購入しております。経済波及効果については、単純に商品券の販売額から算出いたしますと、商品券プレミアム100が4万5,352冊の販売で1億8,140万8,000円、プレミアム50が3万3,219冊の販売で、9,965万7,000円、合わせて約2億8,000万円の経済波及効果があったものと考えております。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございます。昨年実施した商品券事業の分析をされているかと思うんですが、各事業所へのアンケートですね、それにはプラスマイナスどのような評価の声が上がっていましたか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 プラスの評価としては、コロナ禍で売上げが減少する中、新規のお客さんが増えた。商品券利用で客層が広がった。地元の方が来店するきっかけとなった。事業者に対する入金(換金)が早かったというような声が聞かれています。マイナス評価としては、利用店舗に偏りがあるように見えるということと、食品や生活必需品の購入に比べ、観光産業にはあまり効果がないという意見がありました。 ◆8番(金城一文議員) それらの声を受けまして、今後どのような対策、対応が必要と考えておられますか。 ◎経済部長(大城司) まずですね、前回参加店舗のほうが334店舗ありましたので、これは目標を350店舗に拡大ということと、あと商品券が売れ残った場合の追加販売、あと周知の方法の再点検ですね、ホームページや広報によるチラシ、FMたまんでの放送、横断幕というような周知の方法の再点検を行ってまいります。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございます。家計がかなり苦しくなっておりますので、待ち望んでおられる方も多くいらっしゃると思います。ぜひ早めの実施をお願いいたします。 続きまして、特産品開発事業についてですけれども、今年度の同事業について、進捗状況はどうなっていますか。 ◎経済部長(大城司) 最初の答弁でも申し上げましたけれども、本日から公募型プロポーザル方式の公募を開始しております。 ◆8番(金城一文議員) 前回も確認したんですけれども、市内の事業所が参入できるような内容に改善されていますでしょうか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 議員からの御指摘を踏まえて、市内事業者が公募に参加できるよう実施要項等の改正を行いました。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございます。糸満市内の事業所が参加することによってですね、より糸満らしい商品、魅力のある商品ができると思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。 続きまして小項目4の観光関連事業者への対応ですけれども、こちらのほう先ほど市内観光関連事業団体等というのがあったかと思うんですが、その聞き取りをした団体はどのような団体でしょうか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 聴取しているのは市内観光関係団体ということで、糸満市観光協会とその理事となっている事業者で、理事については商工会、JAいとまん、観光事業者であるバス、タクシー、ホテル、観光施設、土産品店等の構成メンバーとなっております。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございます。その方々からどのような意見が出ていましたか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 主な意見については、1つ目に、直接的支援としての支援金の給付、2つ目には、間接的な支援として商品券発行及び土産品の買取り、3つ目には、将来的な観光事業への対応等と、そういった意見がございました。 ◆8番(金城一文議員) 先ほど国や県の支援というようなお話もあったんですけれども、国や県の支援にはどのようなものがありますか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 国においては、事業復活支援金として、法人事業者が250万円、個人事業者が50万円の給付を行っております。県においては、おきなわ事業者復活支援金として法人事業者に対して50万円、個人事業者に対して10万円の給付を行っております。 ◆8番(金城一文議員) かなりの大きな金額ではあるかと思うんですけれども、規模の大きな事業所からすると、やはりそれでも苦しさは変わらないというような状況があるのではないかと思います。それらの助成を受けても、それでも厳しい状況にある観光関連事業者に市独自の救済策を講じる予定はないでしょうか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 国や県の支援制度を事業者へ周知するとともにですね、事業者のニーズを把握しながら、市独自の支援策を検討してまいります。 ◆8番(金城一文議員) ぜひ積極的にやっていただきたいと思います。 商工会において観光業者の中で、特にお土産物などの製造販売に携わっておられる方々への対策として、お楽しみ袋の販売というのを行ったそうです。そうしたところ、購入された方々、あるいは製造、販売業者ともに好評であったというようなお話を聞いております。糸満市がバックアップすれば、さらに大きな規模で実施可能であると思いますので、こちらのほうも前向きに御検討よろしくお願いいたします。休憩お願いします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時43分)                              (再開宣告午前10時43分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆8番(金城一文議員) 続きまして件名2、コロナのワクチン接種ですけれども、こちらのほうは先ほど御答弁頂きまして再質問のほうはございません。まだまだ安心できるような状況ではありませんが、引き続き感染拡大の防止に向けて努力していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 続きまして小項目2の職員のメンタルケアについてですね、こちらのほうも再質問はございません。職員の健康に問題があれば市民へのサービスへの低下につながりますので、引き続き全力で取り組んで頂きたいと思います。それと余談ではありますが、今期の職員の期末手当、こちらのほうが昨年末の人事院勧告を受けて減少しています。聞くところによりますと、他市ではまだ実施をしていないというようなところが多い、ほとんどそうだというふうに伺っております。職員の心のケアに関しましても、他市に先駆けてやっていただきますようお願いいたします。 続きまして件名3のシャボン玉石けん くくる糸満ですけれども、こちらのほうにもいろいろとお声のほうを頂いておりまして、中でも多かったのがキャンセル料についてのお話でした。キャンセル料は使用予定日の何日前から発生しますか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 キャンセル料は申請書が提出され、本予約となった時点で発生いたします。 ◆8番(金城一文議員) 本予約が発生した時点ということでしたが、コロナウイルス感染症等の影響でやむなくキャンセルした場合の返金はどうなっていますか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 条例や規則の規定に基づき、コロナ感染症拡大に伴う緊急事態宣言やまん延防止重点措置等が発令された場合には、返金の検討を行っていきたいと考えております。 ◆8番(金城一文議員) 緊急事態宣言やまん延防止重点措置等が発令されていない場合でもですね、主催者側の判断で開催を見送る場合もあるというふうに思います。その場合は返金できないということでしょうか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 使用者の責めに……ちょっと休憩お願いします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時46分)                              (再開宣告午前10時46分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 天災その他使用者の責めに帰することができない理由により使用できなくなった場合には、全額返金されます。 ◆8番(金城一文議員) 今の御答弁だと該当しないということでよろしいですか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 現状においてはそのような扱いになります。 ◆8番(金城一文議員) 利用者のほうからそのように話を伺っております。事が事といいますか、状況が状況ですのでちょっと特例と言いますか、そこら辺も見直す必要があるのではないかというふうに思います。御検討お願いいたします。 続きまして市内の団体からですね、使用料の免除や減額を求める声がありますが、市の減免の基準はどうなっていますか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 条例や規則では減免の規定はありますけれども、減免基準は設けておりません。しかし、減免に係る代替案として市内団体等に対し、糸満市観光文化交流拠点施設基金を活用して、シャボン玉石けん くくる糸満利用促進のための使用料に対する補助金を9月補正予算をめどに計上するよう検討しております。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございます。市民の皆様、各団体の皆様から使用料が高いという御指摘が多々聞かれます。使いたいんだけれども、高くて手が出ないということで、仕方なく別の場所で会合を持ったというようなお話が入ってきております。せっかくこんなにすばらしい施設ができたんですから、より多くの皆様に利用していただかなければならないと思います。空いてる日を減らして収益率を高めるためにも、今後何らかの工夫をお願いいたします。 続きまして件名4の小項目1、糸満漁港についてですけれども、先ほど県においては活用の予定はないということでした。前に伺ったときもたしかそうだったと思うんですけれども、市として近隣住民のために役立てる構想はお持ちではないでしょうか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 市としては、県から土地の活用についての意見照会が来た際には、関係機関や地域住民の意見等を聴取し、土地の有効活用について考えていきたいと思います。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございます。以前にも御質問をさせていただいたんですけれども、そのときにはハーレーパーク構想というものがあるというお話でした。地域の方々からは、もうぜひ進めていただきたいというお話がありましたということをお伝えさせていただいたんですけれども、ここ数年雑草が生い茂って、付近の方からどうにかしてほしいという声も届いております。公園が整備されますと、地域に迷惑をかけている場所が近隣住民に愛される場所に変わりますので、ぜひ前向きに御検討をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 続きまして、小項目の2、市営住宅の保証人ですけれども、先ほどお話がありましたが、連帯保証人を廃止した場合、現入居者の連帯保証人の取扱いが課題という御答弁でしたが、現時点でその解決策はないでしょうか。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 現入居者の連帯保証人の取扱いについては、現入居者の不利益にならないように配慮した内容での条例改正を他の自治体の事例を参考にしながら実施したいと考えております。 ◆8番(金城一文議員) 今回お伺いしたところですね、新規の入居者に関しては特に問題点はないというふうに思います。市営住宅は、住宅確保要配慮者に対する住宅セーフティーネットの根幹として重要な役割を担っているため、現行制度での連帯保証人義務づけが入居者にとって足かせとならないよう、条例改正を含め早めの対応をお願いいたします。 続きまして小項目3、物価高騰に伴う経済対策ですけれども、御答弁ありがとうございました。こちらのほうは時間の都合上再質問はありません。引き続き子育て世代への配慮を、心配りをよろしくお願いいたします。 件名5、保育行政。こちらのほうもですね、時間の都合上再質問はないんですけれども、2年前にお願いをした、今入っている子供たちが卒園してからということで、今いる子供たちの保護者に心配をかけないようにしていただきたいというお願いをしたんですけれども、これが100%聞いていただけているような感じで本当にありがたいと思います。引き続き子供たちのためによろしくお願いいたします。 件名6、給食センターに入らせていただきます。ちょっとこちらのボリュームがかなり多いんですけれども、先ほど広域についてのお話もありました。広域については、ほかの自治体は関心はあるけれども、糸満市が建設を急いでいるためにタイミングが合わないというようなことでしょうか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 他自治体では、現段階で整備方針が決まっておらず、今後の整備スケジュールの歩調を合わせることが課題でありました。また関連企業調査においても、立地場所によっては2時間喫食への対応に課題があることから、市単独による整備を行うことが望ましいという結果になりました。 ◆8番(金城一文議員) じゃあ市は建設を急ぐ必要と、近隣自治体との方針が定まらないために広域連携の議論を進めるのが困難ということでよろしいでしょうか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 御認識のとおりでございます。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございます。今回の可能性調査で複数の課題が示されているというふうに思いますが、どのようなものがありますでしょうか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 今回の調査の中で主なもので言いますと、まず1つ目に当初基本計画の整備事業費が30億3,200万円でございましたが、今回約46億1,100万円と増額しております。2つ目に、2か所の地質調査で確認したところ、N値50以上の支持層が1か所からしか確認できておりません。3点目にアクセス道路が農道であることから、農道周辺の農業車両への配慮等が必要になり、農道の拡幅が必要であるということです。4点目に、雨水排水について、下流部に氾濫のリスクがあるため調整池を設置する必要があり、またその分の用地も必要になってきます。5点目に隣地との境界に崖がありますので、のり面を保護する工事が必要であり、場合によっては新たな土地の購入が必要となります。その他周辺が農地のため、虫や飛砂の侵入、農地からの悪臭等の対策等が必要ということでありました。 ◆8番(金城一文議員) 建設費がかなり増加しているんですけれども、その要因を分かりやすく区分ごとに御説明していただけないでしょうか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 1つ目に土地関係の地質調査費が当初計画には含まれておりませんでしたが、今回の可能性調査では含まれており、その分が増額となっております。2点目に建設工事関係では、当初計画では近年建てられた、県内の他自治体における給食センター建設費から面積単価を割り出し、物価変動及び消費税率上昇を考慮した単価を、市の計画面積に乗じた金額を建物概算工事費として厨房設備工事費と設計費等を積み上げ積算事業費としておりました。今回の調査におきましては、工種ごとに事例平均、見積りを参考に割り出しており、その分詳細な調査を行ったところ増額となっております。3点目に土木工事関係につきましては、当初計画では他自治体の建設場所が異なるため、その費用が含まれておりませんでしたが、今回の調査では現計画の場所の費用が含まれており、その分増額となっております。4点目に厨房関係では、建設工事と併せて計算されておりまして、県内他自治体の建設費から面積案分で算出しており、今回の調査におきましては、厨房メーカー4社の見積り平均を参考に算出しており、増額となっております。5点目にその他として、ごみ処理機や備品購入費等は当初計画で算出しておりませんでしたが、今回の調査におきまして算出しており、その分の増額となっております。6点目に土地関係に係る購入費、測量調査費、くい工事費等の経費が当初計画では算出されておりませんでしたが、今回調査ではその分も算出されており増額となっております。 ◆8番(金城一文議員) かなり増額になっておりますが、先ほどですね、支持層が1点確認できなかったというお話がありましたが、このことによってさらに建設費が増大するという可能性はあるのでしょうか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 状況によりますけれども、増加する可能性はあると考えております。 ◆8番(金城一文議員) さらに農道の拡幅が必要というようなお話もありました。これまでの計画にない項目ではないかと思いますが、この拡幅分の用地買収によって時間がかかってしまってスケジュールが後倒しになるというようなことはないでしょうか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 農道道路の拡幅につきましては、その分の地権者がおりますので、その交渉の状況によっては延びるケースが出てくる場合もあります。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございます。ほかにはですね、のり面の崩落や冠水のリスクがあるというようなお話もありましたが、本当にこの場所でいいのかというような再検討の必要性も感じております。これまでに場所選定の候補地から除外した場所というか、そこはどういった場所があったかお示しください。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 当初計画の中からはですね、まずA案の現地建て替え案、B案の真栄里屋外運動場案、C案としまして旧糸豊清掃美化センター跡地案、F案としまして観光農園案がございました。 ◆8番(金城一文議員) その中でですね、B案、真栄里屋外運動場案を除外した理由をお聞かせください。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 当初計画から除外された理由といたしましては、糸満市土地利用(真栄里地区)基本計画(令和元年8月作成)において、敷地周りが物流団地地区として整備される計画があり、当敷地も計画に組み込まれ利活用される可能性があるためということでございます。 ◆8番(金城一文議員) 真栄里屋外運動場案は、現在物流団地エリアからは除外されております。計画作成時の懸念していた状況とは異なっていると思いますがいかがでしょうか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 計画当時と現状は異なっていると認識しております。 ◆8番(金城一文議員) 基本計画が示す場所や総費用の増の課題が見えてまいりました。さらに当初除外した候補地は状況が変わってきております。屋外運動場やその周辺も含めた再調査が必要ではないかと思いますが、御検討頂けないでしょうか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 可能性調査業務により顕在化した課題への対応として、周辺を取り巻く環境の変化による事情等が変化してきております。そのため関係部署は調整会議等を含めまして、当初除外した候補地や屋外運動場やその周辺等も含めて、建設地については再考が必要か検討してまいりたいと考えております。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございます。続きましてPFIについても幾つか聞かせていただきたいんですが、PFIを導入する場合、民間を活用するため準備する金額は少額で済むものと思います。市が事業主体となった場合と民間を活用した場合、設計及び建設の比較はどうなりますか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) PFI(BTO)方式につきましては、設計から建設維持管理運営まで一体発注により効率的な運営、プロジェクトファイナンスによる金融機関の監視機能、また財政の平準化による財政負担(VFM)があることからそれらの軽減が図られるということになります。 ◆8番(金城一文議員) 給食センター整備について、民間活力を導入するメリットについて、何か分かった点はありますか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 先ほどの質問とも重なる点もございますけれども、一括発注によるコストパフォーマンスの最適化、民間のコスト削減ノウハウの発揮、リスク移転によるリスク管理コストの抑制により民間事業者の創意工夫が発揮されコスト削減が期待できるということになります。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございます。現在の給食センターの整備計画のブラッシュアップにより、資金計画及び場所の課題が確認されましたが、今後の展開をお聞かせください。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 先ほども申し上げましたけれども、可能性調査業務により顕在化した課題が出てきております。それらへの対応として周辺を取り巻く環境の変化による事情等を考慮した上で、当初除外した候補地や、真栄里屋外運動場やその周辺等も含め、建設地の再考を含め検討していきたいというふうに考えております。 ◆8番(金城一文議員) 私も子を持つ親でございますので、一日も早い建設を希望するのでありますが、金額がかなりかかってしまってですね、その子供たちに負担を強いるようなことになってはならないと思いますので、可及的速やかにですけれども、よく考えてやっていただきたいと思います。続きまして件名7に行かせていただきます。 件名7の南部病院跡地の利用について、市長の御見解を伺います。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 この用地は琉球政府の屋良主席が松下電器産業株式会社に沖縄進出を要請し、真栄里や名城の住民が用地の譲渡に協力した上で、その後造成された土地であります。その後、伊敷喜蔵市長、上原重蔵市長が早期進出を要請しましたけれども、松下電器産業株式会社は経済環境の変化、科学技術の進歩などの理由から沖縄進出を断念され、本用地は県民の福祉に役立つようにと、県と市に無償譲渡され、その後、県は南部の基幹病院として県立病院を整備、市は社会福祉センターを整備しております。南部病院の民営化の際には当時の西平市長が存続を要望するなど、歴代市長が福祉や経済の振興など市民全体の利益を増進するために大事にしてきた土地であります。しかし、時代の変遷とともに求められる役割は変動をしてきていますが、糸満市社会福祉センターや生涯学習支援センターなど老朽化した公共施設の更新や中央公民館機能の復元、新たな技術革新に対応した産業基盤の構築などについては、現役世代を代表する市長として解決する必要があります。今後の展開として福祉の向上及び産業の振興に資する重要な土地を取得するために、優先交渉権の確保は喫緊の課題であることから、時期を逸することなく旧南部病院建物を取得し、スピード感を持って周辺を含めた有効な土地利用を図ることが第5次糸満市総合計画における本市の将来像として、市民が待望するつながりを深めチャレンジするまち糸満市の足がかりになりますので、御理解と御協力をお願い申し上げます。 ◆8番(金城一文議員) 続きまして、友愛会側へ建物購入の調整をした時期、これを時系列で御説明ください。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えいたします。 友愛会側との調整事項について、1、令和3年12月に建物等の取得に係る意向を市から説明をし、同月27日に建物譲渡に係る文書を手交しております。2つ目に令和4年2月から建物内覧を始め、3つ目に顧問弁護士による技術的助言等を経て、4つ目に3月30日に覚書を締結し、5点目に4月27日に市から公社に対して、土地建物の取得等の要請を行い、6点目に5月30日に友愛会と糸満市土地開発公社において、借地権付建物売買契約を締結したとのことであります。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございます。市長選挙の時に病院の存続と跡地利用に関する発言がございましたが、相反するかとも思われる発言の趣旨を御説明ください。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時11分)                              (再開宣告午前11時11分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 市長選挙においては、地域の医療資源を確保する観点から南部病院の機能存続をお願いしたところであります。併せて存続ができない場合の腹案として示すことは全く問題ないと考えます。また、選挙時にこのように伝え市民の信任を得たと考えております。 ◆8番(金城一文議員) 現在ですね、一部の市民の方には利用価値のない、それどころか取壊しに莫大な費用を要する建物の購入について疑問の声が上がっております。なぜこの建物を購入しなければならないのでしょうか。 ◎企画部長(金城満) 一般的に土地の利用権、借地権ともいいますが、付の建物の場合、建物の価格は土地の利用権の価格も含めた価格になるとされております。公社が購入した建物は土地の利用権の価格だけでも5億円程度の価格が見込まれております。国税庁のホームページによりますと、相続税、贈与税の借地権割合の評価方法というのがありまして、真栄里地区の場合はそれが30%と言われております。土地の利用権の価格だけでも約5億円の価格が見込まれているため、建物を1億円で購入したことは経済的に見て合理的な考え方と聞いております。 ◆8番(金城一文議員) なるほど理解できました。続きまして県との土地取得に関して、その取組状況はどうなっていますか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時13分)                              (再開宣告午前11時14分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 公社において旧南部病院の建物等を取得したことから、今後は土地の優先交渉権者として土地の所有者である沖縄県との交渉が加速化するものと考えております。 ◆8番(金城一文議員) その際に、県に説明をした土地の利用計画、これはどのようなものでしょうか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 南部病院跡地周辺土地利用可能性調査業務を発注しておりましたので、その中間報告を基に計画地の土地利用計画として市民ふれあいセンターゾーンと企業誘致促進ゾーンによる基本構想の位置づけを説明しております。 ◆8番(金城一文議員) 県との土地の取得について、糸満市選出の県議会議員にも状況を説明しましたか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 市選出の県議会議員に対しては、市長が令和4年4月27日に1名、5月9日に1名と面会し、事業の概要説明など要請を行っております。 ◆8番(金城一文議員) その上で、県から土地の譲渡を受けられる可能性はありますか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 本市は、これまでも南部病院跡地を取得するため何度も県と協議を重ねてまいりました。時系列で申し上げますと、令和3年12月に土地の譲渡への協力を要請し、令和4年1月からは建物を購入する際の課題への対応、旧南部病院建物の取得に向けた意見交換、土地の取得に向けた意見交換を重ね、令和4年5月には土地開発公社、医療法人及び沖縄県との建物譲渡に係る最終調整などを行っていることから、建物取得後には土地の譲渡を受けられるものと考えております。 ◆8番(金城一文議員) ぜひ良い形でやっていただきたいと思いますが、この売買に関してですね、土地が有償で譲渡された場合、有償だった場合この事業は赤字にはならないでしょうか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 県に対しては、市長が用地の取得と価格の配慮を要請してきました。今後は公社において県との調整が本格化してまいります。費用削減のための努力もなされると聞いておりますので、市としても連携して取り組んでいきたいと考えております。 ◆8番(金城一文議員) 糸満の先人の思いの詰まった土地ですので、ぜひよろしくお願いいたします。土地の売買に関して、病院とか工場は土壌汚染の有無を確認して、汚染があれば売主側において汚染された土壌の除去を行ってから売買するというのが一般的じゃないかと思うんですが、そのあたりは大丈夫でしょうか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 公社において必要に応じた環境調査の検討が進められると聞いておりますが、かつて建物所有者であった医療法人においては、平成23年12月に実施した水質汚濁防止法に基づく特定有害物質使用と状況立入調査において特定有害物質の使用は認められず、令和3年9月に同法に基づく特定施設使用廃止届を保健所に提出されましたが、その後、保健所からは何の指摘も頂いてないと聞いております。そのほかにも、ばい煙発生施設使用廃止届なども行われている事実を鑑みると、南部病院跡地の土壌汚染の可能性は高くないものというところですが、土壌汚染調査については実施する方向で調整しております。 ◆8番(金城一文議員) またそのほかにですね、土地の利用可能性調査業務、こちらのほうが今年の2月から開始されていますが、この時期になった理由は何でしょうか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 調査業務を開始するに当たっては、第5次糸満市総合計画において南部病院跡地の有効利用の促進を既に盛り込んでいること。計画地に隣接する真栄里地区では、令和7年度から工事が本格化し、道路交通や企業誘致の点で南部病院跡地もスピード感のある開発整備が求められること。昨年12月の沖縄県への県有地譲渡に関する要請後、県に対し、南部病院跡地の土地利用計画を示す必要もあったこと。建物の解体撤去費及び土壌汚染対策費等に係る費用の見通しが一定程度立っているかといった諸点を総合考慮し、今年2月が適当という結論に至ったものでございます。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございました。現在、市長の進められておられる真栄里地区の物流団地構想、こちらのほうを推進する上でですね、この土地が例えば民間企業に売られてしまったりとかというようなことになりますと、この完成時の全体の使用のしやすさに大きな影響を及ぼすと思われます。先日、地域の会合においてこの件について私にお尋ねがありました。目的をきちんと御説明しましたところ御理解を頂きまして、市のためになることだから進めたほうがいいねというお言葉を頂きました。丁寧に御説明すれば必ず市民の皆様の御理解は得られると思いますので、引き続き情報提供をよろしくお願いいたします。 これをもちまして、私の一般質問終わります。ありがとうございました。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時21分)                              (再開宣告午前11時21分)
    ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆3番(山内竜二議員) 皆さんこんにちは。先々週5月31日と6月3日の大雨で、沖縄県内広域で冠水等被害が発生しました。糸満市内でも多くの被害を確認しています。被害発生時に市職員をはじめ関係者の方々が大雨の中、被害を防ぐために御活動頂いたお話をお聞きしました。市民の生活や安全を守るため御尽力頂いていることに感謝いたします。それでは通告書に従い一般質問を行います。 件名1、道路行政について。県道82号線ファミリーマート糸満阿波根店前交差点は、出勤帰宅の時間帯で慢性的な渋滞が起こる交通量の多い箇所ですが、右折レーンがなく交差点手前で右折車両を避けるために頻繁に車線変更が起こり事故も多発しています。本年3月に阿波根自治会、パークタウン阿波根自治会、阿波根西原自治会合同で糸満市に陳情書を提出しています。そこで伺います。小項目1、県道82号線ファミリーマート糸満阿波根店前交差点の右折レーン増設について、糸満市から沖縄県への陳情の状況を伺う。 ローソン糸満バイパス店裏の市道阿波根橋口線は道幅が狭いが、速いスピードで通行する車両が多い市道です。地域住民より安全対策のため減速ロードハンプ設置の署名と陳情書を本年2月に阿波根自治会より提出されています。そこで伺います。小項目2、阿波根集落内の減速ロードハンプ設置の進捗について伺う。 市道潮平北波平線パークタウン阿波根近くで事故の多発する三差路があります。地域住民の相談があり阿波根自治会とパークタウン阿波根自治会が合同で安全対策を要望する陳情書が本年1月に提出されています。同月に糸満警察署職員、市職員、区長2名と改善のための現場打合せを行いました。そこで伺います。小項目3、市道潮平北波平線パークタウン阿波根近くの三差路の事故防止対策の進捗について伺う。 件名2、給食センター基本計画について。昨年、給食センター基本計画について精査を行っていますが、先々週に市内の豪雨被害があったように予定地の雨水対策が懸念されます。そこで伺います。小項目1、既存基本計画の雨水対策について伺う。 件名3、脱炭素運動について。2020年10月、政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。実現のために、革新的な技術の開発とその早期の社会への実装が重要となっています。現時点で活用可能な技術を最大限に活用してすぐに取組を始めることでゼロにする、カーボンニュートラルをこれから2025年までの集中期間に政策を総動員し、少なくとも国内100か所の脱炭素先行地域を創出し、重点対策を全国津々浦々で実施することで、「脱炭素ドミノ」により全国に伝搬させていくこととしています。そこで伺います。小項目1、脱炭素先行地域について伺う。 小項目2、地域脱炭素ロードマップ実現のための支援パッケージについて伺う。 小項目3、市の取組について伺う。 件名4、子どもの未来応援基金条例について。子どもの未来応援基金は、子供の貧困対策を進めるための官民連携プロジェクトの1つとして2015年に創設されました。企業や個人の皆様から広く寄附を募り、草の根で子供たちへの支援を行う団体の活動を支えることで、多くの方々の「子供たちに何かしたい」という気持ちをつないでいます。糸満市も平成28年4月に糸満市子どもの未来支援事業実施要綱を施行し取り組んでいます。そこで伺います。小項目1、基金への寄附状況について伺う。小項目2、基金の利用方針について伺う。 件名5、通学路における合同点検について。令和3年6月に千葉県八街市で、下校中の小学生の列にトラックが衝突し、5名が死傷する交通事故が発生したことを受け、全国の市町村立小学校の通学路について合同点検が実施されていますが、そこで伺います。小項目1、全国並びに本県の危険箇所の状況を伺う。 件名6、都市マスタープランについて。小項目1、都市マスタープランの意義について伺う。 小項目2、同プランの見直しの時期について伺う。 小項目3、同プランにおいて兼城地区の非農用地エリアの扱いについて伺う。 件名7、知床観光船遭難事故について。小項目1、同事故の概要について伺う。 小項目2、同事故を受けて本市の取組について伺う。 件名8、5月31日と6月3日の大雨被害について。5月に沖縄県観測史上最多となる降雨があり、5月31日と6月3日は大雨により県内広域で冠水被害等が発生しました。そこで伺います。小項目1、糸満市内の被害状況を伺う。 小項目2、今回の被害状況を考慮し、今後の対策について伺う。 以上、壇上での質問を終わり、答弁をお聞きして質問席での再質問を行います。 ◎市長(當銘真栄) 山内竜二議員御質問、件名6、都市マスタープランについて。小項目1から3までについて順にお答えいたします。 小項目1、市町村の都市マスタープランについては、住民参加の下に糸満市が主体的に策定するものであります。マスタープランの意義は、地域住民の意見を反映し都市施設整備と連動した、より詳細な計画を策定し、その実現に向けて具体的な施策を明らかにすることであります。 小項目2、見直しの時期については、本市のマスタープランは平成27年国勢調査実施年を基準年として、平成30年9月に策定しており、目標年次はおおむね20年後の令和17年としています。しかし、同プランの上位計画である糸満市総合計画や都市計画区域マスタープランとの整合を図りつつ、適宜見直しを図りたいと考えております。 小項目3、同プランにおいての兼城地区エリアの取扱いについては、潮平地区地域別構想図において、市街地の外縁部にある集落環境を生かした整備の促進、既存の集落環境を生かした整備として位置づけられております。しかし、阿波根非農用地エリアにつきましては、具体的に記載がないことから市街化調整区域の地区計画を導入することで、住宅等の建築が可能か関係機関と協議してまいります。 その他の御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員御質問、件名5、通学路における合同点検について。小項目1、全国並びに本県の危険箇所の状況についてお答えいたします。 小項目1、全国並びに本県の危険箇所の状況については、令和4年3月の文部科学省からの通知によると、全国で7,600、404か所、沖縄県においては1,212か所となっております。実施機関別としては、教育委員会、学校の対策が必要なのは690か所、道路管理者分は512か所。警察分は231か所となっております。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時32分)                              (再開宣告午前11時32分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎教育長(幸地政行) 答弁を訂正いたします。 全国で7万6,404か所に訂正いたします。失礼しました。 ◎建設部長(上原斉) 御質問、件名1、道路行政について。小項目1から3について順にお答えいたします。 小項目1、県道82号線ファミリーマート糸満阿波根店前交差点の右折レーン増設についての県への陳情については、令和4年2月22日付、阿波根自治会長やパークタウン阿波根自治会長、阿波根西原自治会長、3会長連名による陳情が出ております。同交差点は右折専用レーンがないため車線変更した車両と後方から来る車両とで接触事故が起こりかねない状況にあります。また、通勤通学の時間帯には県道や交差する市道の渋滞も発生しております。さらに今後、小禄道路のランプ撤去に伴い、糸満工業団地立地企業へは高速道路を利用する際は、同県道を利用し南風原南インターチェンジを利用するように呼びかけられており、同交差点のさらなる渋滞及び交通事故が懸念されることから、右折レーンの設置について、令和5年度沖縄振興予算要請に関する意見交換会や、令和4年度沖縄県土木建築部との行政懇談会で要望いたしました。 次に小項目2、阿波根集落内の減速ロードハンプの設置の進捗状況については、当該道路は市道阿波根橋口線で、集落内であるけれども朝夕の通り抜けが多く、地域からの要請もあることから、通行車両へ注意を促す看板の設置と路面標示等で対策を検討しているところであります。 最後に小項目3、市道潮平北波平線パークタウン阿波根近くの三差路の事故防止対策の進捗については、市道潮平北波平線と農道の交わる三差路で、雨降り時に市道側から農道へ曲がる際、スピードを出し過ぎると滑ることがあり、滑り止め対策だけでは根本的な解決ができないことから、より確実な対応策について検討しているところであります。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 御質問、件名2、給食センター基本計画について。小項目1、既存基本計画の雨水対策についてお答えいたします。 既存の学校給食センター基本計画において雨水対策については検討していなかったことから、PFI導入等可能性調査において雨水排水についての調査を行っております。 ◎企画部長(金城満) 御質問、件名3、脱炭素運動について。小項目1から3までについて順にお答えいたします。 小項目1、脱炭素先行地域とは、2030年度までに地域内の民生部門の電力消費に伴うCO2排出の実質ゼロを実現するほか、地域特性に応じた先行的な脱炭素への取組を実施することにより、2050年までにカーボンニュートラルを実現する地域脱炭素のモデルとなる地域のことです。 小項目2、地域脱炭素ロードマップ実現のための支援パッケージについて。環境省は、地域脱炭素ロードマップ実現のために、地方自治体や民間に対し財政支援をはじめとする各種の支援を行っております。そのうち地方自治体に対する主なものは、地域脱炭素移行・再エネ推進交付金及び地域脱炭素実現に向けた再エネの最大限導入のための計画づくり支援事業です。 小項目3、市の取組について。糸満市では、これまでも糸満市新エネルギービジョンを策定し、環境に配慮した様々な取組を実施してきました。現在、ゼロカーボンシティ宣言の実施及び脱炭素先行地域への採択を目指して、地球温暖化対策実行計画(区域施策編)の策定や各種基礎調査の準備を進めています。 御質問、件名8、5月31日と6月3日の大雨被害について。小項目1及び2についてお答えいたします。小項目1、糸満市内の被害状況については、5月31日の大雨では、県道82号線潮平入り口を含む27地点の道路で冠水を確認しております。そのうちパークタウン阿波根裏の市道赤水支線及び阿波根土地改良区幹線水路上流側農道の2か所が冠水による道路舗装の破損が生じております。6月3日の大雨では、県道82号線潮平入り口を含む19地点の通路で冠水を確認しており、31日に破損していた上流側農道の破損がさらに拡大しているのを確認しております。 小項目2、今後の対策については、集中豪雨については事前に予測することが困難なため、迅速な対応が求められます。現在、冠水被害があった場所を確認しながら浸水状況に応じて交通規制や避難誘導を行うとともに、市民への冠水情報の発信については、コミュニティエフエム放送、たまんを通じたラジオ放送やSNSなどの多様な広報手段を活用し、市民にいち早く情報を届けるよう取り組んでいるところです。さらに強化した組織力を生かし、冠水箇所に絞った防災行政無線を発信するとともに、現在の避難誘導マップに新たな冠水箇所を追加するなど、さらなる改善に努めてまいります。 ◎こども未来部長(国吉丘) 御質問、件名4、子どもの未来応援基金条例について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、基金への寄附状況については、本日6月16日現在1件30万円となっています。 小項目2、基金の利用方針については、本市の附属機関であります子ども・子育て会議や糸満市要保護児童対策地域協議会などの関係機関と協議を踏まえて、基金の使途を決定する予定です。なお、当面の間は基金は処分せずに将来のために積み立てることとしますが、こども食堂や居場所の立ち上げなどの支援、緊急性を有する場合においては柔軟に判断いたします。 ◎経済部長(大城司) 御質問、件名7、知床観光船遭難事故について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、同事故の概要については、知床遊覧船沈没事故は、令和4年4月23日に遊覧船KAZUⅠ(カズワン)が北海道知床半島西海岸沖のオホーツク海域で消息を絶ち、船内浸水後に沈没した海難事故であり、子供2人を含む乗客24人と船長、甲板員の合計26人が乗船していたことについてテレビ報道などによって情報を得ています。 小項目2、同事故を受けて本市の取組については、本市でも糸満漁港ふれあい公園でマリンスポーツや海洋レクリエーションの拠点となることを目的として運営しておりますが、市民、県民、観光客等が安心して使用できるよう、管理については指定管理者制度を導入し、有資格者の専門事業者が直接管理を行うことにより安全性を確保しております。 ◆3番(山内竜二議員) 丁寧な答弁をありがとうございました。 まず、件名1、道路行政について。市役所内だけでなく沖縄県や警察署及び関係各所への調整をはじめ真摯な課題対応に感謝します。引き続き御対応よろしくお願いいたします。 次に件名2、給食センター基本計画について。小項目1の既存基本計画の雨水対策について再質問します。今回、雨水対策に範囲を絞って質問することとなった背景に、先々週の豪雨被害はもとより2005年5月にも甚大な豪雨被害がありました。既存計画の作成時期を見ると、その年の3月であることから、雨水排水に関する危機感は現在ほどではなかったと考えます。そこで伺います。計画で適当とされたD案の雨水排水を考えた場合、センター施設内で受けた大雨が既存の農地側溝へ一気に流れ込むことは危険であると考えられますが、今回の精査で施設内雨水対策についての考えをお聞かせください。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 施設内から既存の農地側溝へ流れ込むことを防ぐため、整備区域内に雨水調整池を設置する必要があります。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。可能性調査では調整池の大きさを決める上で線状降水帯の発生や警報級の大雨は想定していないと考えます。そのような場合、調整池はオーバーフローすることになると考えますが、そのような理解でよろしいでしょうか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えします。 想定以上の雨量の場合には、オーバーフローすることが考えられます。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。D案の予定地で施設建設をした場合、施設の雨水は周辺の農地にある既存の排水路を活用することになるんでしょうか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) D案で整備した場合には、既存の排水路を活用することになります。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。D案周辺の農地の排水は45センチ幅のU字排水路が設置され、土砂の堆積もかなりありました。周辺は農地であり、給食センターのような大型施設の建設を前提としていないため、現在の排水路は線状降水帯の発生や警報級の大雨時に給食センターから流入する雨水処理の許容を超えるものと予想され、周辺農地の冠水被害が懸念されます。当局の認識を伺います。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 想定を超える雨が発生した場合ですね、オーバーフローした場合には冠水被害が出る場合も想定されると考えております。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。D案で建設する場合、調整池の設置費やU字排水路の改修が必要であれば、どの程度の費用となるか、試算がありましたらお示しください。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 可能性調査におきまして雨水調整池を設置した場合、新たな用地費として約580万円、整備費として約500万円、合計約1,080万円の費用がかかることになっております。ただし質問にありましたU字排水路の改修費は算出しておりません。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。2020年5月の豪雨では、国吉集落から糸満高校向けの県道54号線と外かく線との交差点付近では大規模な冠水が発生しました。その排水路は満橋方面に流末を持っています。また照屋周辺の宅地開発も進み双子橋方面の処理量も増加傾向と聞きます。D案で施設建設となった場合、どの系統へ排水するかお聞かせください。 ◎水道部長(伊敷勝) D案地域の雨水の流末につきましては、満橋幹線方面となっております。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。糸満市公共下水道事業計画において、同幹線下水整備時の整備時期はいつを予定していますか。また予定時期で実施見込みであるか見解をお聞かせください。 ◎水道部長(伊敷勝) 再質問にお答えいたします。 満橋幹線の拡張整備計画はありますが、その実施時期につきましてはただいまのところ未定となっております。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。排水計画でD案の課題を確認しましたが、周辺農地の排水や下水の幹線影響を考えると、素直に基本計画に示されたD案が適当と思えません。基本計画書で除外された場所やその周辺を含めて再検討することを提案しますが、当局の見解をお聞かせください。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 先ほどの金城一文議員にもお答えしましたけれども、今後の取組としましては、PFI導入等可能性調査業務により顕在化した課題への対応として、周辺を取り巻く環境の変化による事業等を考慮した上で国吉北側のD案に加え、当初基本計画における候補地であった真栄里屋外運動場B案、糸満市観光農園F案や、またB案の周辺等を含め基本計画の再考を行いながら早期に建設用地の決定を行い、その後の学校給食センター建設を推進していきたいというふうに考えております。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。給食センターは子供たちの食の安全を守る大切な施設で、都市計画においてとても重要な役割を担っています。調査や準備等とても大変な事業だと思いますが、子供たちのために引き続き調査検討を行い、建設準備をよろしくお願いいたします。 次に件名3、脱炭素運動について再質問を行います。環境省が紹介している脱炭素先行地域の類型と重点対策のイメージはどのようなものがあるでしょうか。お伺いします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えいたします。 脱炭素先行地域の想定されるイメージとしては、住宅街や団地における再エネの供給と需要の融通管理、建物の断熱性向上促進やネット・ゼロ・エネルギー・ハウスZEH(ゼッチ)化、充電スタンドの設置やカーシェアリングの拠点整備、農村地域における営農型太陽光発電の環境整備、バイオマス発電、公共施設を含む施設群での徹底した再エネ電気の調達、建物の改修時におけるネット・ゼロ・エネルギー・ビル、いわゆるZEB(ゼブ)化誘導などが挙げられます。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。では脱炭素先行地域について、全国で採択された市町村の状況をお伺いします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 全国で採択された市町村の状況ということですので、脱炭素先行地域は毎年2回の募集が行われる予定です。第1回公募では全国102の地方自治体から79件の応募があり、選定の結果、26件が採択されております。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。地域脱炭素に向けた取組は国の指針に歩調を合わせ、再エネルギーによる経済活性化による地方創生や台風等の停電における災害時の再エネルギーや蓄電池活用、営農型太陽光発電等による既存産業の収益性向上が期待され、国の支援も期待される都市計画においてとても大切な取組だと思います。しかし、調査や交付金を受けるための対応はとても苦労の多いものになると思いますが、重要な脱炭素に向けた取組をどうぞよろしくお願いします。 次に件名4、子どもの未来応援基金条例についてお伺いします。地域で子供たちを集めて無料学習塾、寺子屋を実施しているボランティアグループがあります。学習用プリント代やテキスト代を自己負担している状況です。基金活用は可能か、お伺いします。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 基金の使途については子供の居場所の運営に必要な経費も含め、子ども・子育て会議などとの協議の中で決定する予定です。なお、子供の居場所のネットワークづくりを担当している糸満市子供の居場所連絡会を通して、消毒薬や寄贈物品の提供、その他助成金などの情報提供を行ってまいります。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。地域で子供たちを支援する輪が広がっています。基金活用の周知が進むとさらに支援の輪が広がると思います。周知についての御見解をお伺いします。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 基金活用の周知については、子ども・子育て会議などとの協議を踏まえ、規則を制定した後に実施したいと思います。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。糸満市には子供たちのために無償で活動されている団体や個人の方々が多くいらっしゃいます。その温かい取組への支援環境を市職員とともに皆でつくっていくことができればと思います。どうぞよろしくお願いします。 では、次に件名5、通学路における合同点検について。糸満市ではどのように点検を行っているのかお伺いします。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えいたします。 令和2年度は、学校職員と民生委員や自治会長などの点検協力員の数名でグループを組み、学校が設置した通学路を徒歩で巡回しながら点検を実施しております。令和3年度においては、これまでの危険箇所の点検や合同点検などを実施していることを踏まえ、コロナ感染防止対策を取りながら合同ではなく学校職員のみで点検を行いました。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。次に、本市における危険箇所があるのか。あればどのように改善策を実施しているかお伺いします。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えいたします。 令和3年度に行った点検では、危険箇所数116か所、そのうち教育委員会及び学校での対策が必要なのは61か所となっております。道路管理者分は35か所、警察分は4か所となっており、16か所は個人などの土地の所有者となっております。改善策としましては、道路管理者、警察分は対策を依頼しております。教育委員会及び学校分は、通学路を変更したりボランティアによる見守り活動及び児童生徒への安全教育の徹底などの対策を取っております。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。市と学校、地域との連携による子供たちの通学の安全対策を確認することができました。これまでの取組に感謝いたします。引き続き安全対策の継続をよろしくお願いいたします。 次に件名6、都市マスタープランについて再質問します。今後、阿波根非農用地エリアの市街化に向け、市はどのように検討しているかお伺いします。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 阿波根非農用地区域につきましては、市街化調整区域に位置していることから、市街化調整区域の地区計画を導入することで地区計画に基づいた住宅等の建築が可能となるため、その計画書の策定について検討してまいります。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。阿波根非農用地の都市マスタープランでの位置づけを確認することができました。地区計画導入の対応などこれからもよろしくお願いいたします。 次に件名7、知床観光船遭難事故について伺います。6月5日、沖縄タイムス紙にて安全な観光船どう判断との見出しがついた記事にて、観光立県の沖縄では利用者が事前に業者の安全性を知る手段に注目が集まっているとの記事が掲載されておりましたが、本市においても美々ビーチいとまんや糸満フィッシャリーナを拠点としたマリンレジャーサービスを提供する民間事業者がおります。それらの事業者の安全管理体制はどのように確認しているか伺います。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 事業者の安全管理体制を確認する方法については、おおむね2つあると思います。1点目は、沖縄県水難事故の防止及び遊泳者等の安全の確保等に関する条例に基づく届出が提出されているかの確認。2点目は、同条例に定める安全対策基準が十分に満たされていると認めた海水浴場、潜水業、プレジャーボート提供業、シュノーケリング業及びマリーナ業の事業者を安全対策優良海域レジャー提供業者、いわゆるマル優事業者として指定する制度の指定を受けているかの確認。この件につきまして指定管理者へ確認したところ、マリン関連の業務を受託している2事業者についてですが、2社とも同条例に基づく届出について書面にて確認しています。また、マル優事業者としての指定については1社は指定を受けていますが、もう1社は現在申請済みで審査中とのことであります。さらにフィッシャリーナを拠点とする民間マリンレジャーの事業者については、同条例に基づく届出書の有無を確認し契約としていますが、市としては、今後マル優事業者としての指定の推奨を行っていきたいと考えております。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。指定管理者選考において、無届け事業者や安全管理に課題がある事業者の参入を防ぐため、事業届の確認及びマル優事業者の認定を必須とする必要性があると思います。施設管理の安全性を高めるためです。また糸満フィッシャリーナに駐艇する船舶を用いたマリンレジャー事業者に無届け事業者や反社会的団体の参入を防ぐためにも同様なチェック体制が必要かと考えます。現在の高い安全対策を確認することができました。海難事故防止への取組に感謝いたします。 次に件名8、5月31日と6月3日の大雨被害について再質問します。今回の大雨被害について、市長から県に対して要請はされたのでしょうかお伺いします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 今回の大雨被害について先ほど建設部長から御答弁がありましたが、6月8日に開催された沖縄振興予算要請に向けた意見交換会において、西崎東水路の土砂しゅんせつなどの対策について、緊急に対策を講じられるよう市長が要望されました。また、6月10日には沖縄県庁へ出向き糸満市潮平地域における大雨による冠水対策を求める要望書を提出されることも聞いております。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。今回、警報級の大雨により、市内広域で被害が発生しました。今後もこれまでにはなかった想定以上の降雨が発生する可能性も増えているようです。近年変化していく災害状況に合わせた広報手段の調整や避難誘導対策の調整、市長自ら沖縄県庁を訪問して要望書を提出するなど迅速な災害対策に感謝いたします。 これをもちまして、私の全一般質問を終了します。ありがとうございました。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後0時06分)                              (再開宣告午後1時16分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 先ほど金城一文議員の件名7、小項目1の再質問において、医療法人の建物購入の調整をした時期を時系列に御説明くださいとの質問に対して、市から公社に対して土地建物の取得の要請を行った期日を「4月27日」と答弁しましたが、「4月28日」の誤りでありますので訂正をお願いします。失礼しました。 ◆5番(浦崎暁議員) 皆さんこんにちは。一般質問に入る前に一言所見を述べたいと思います。6月23日、沖縄慰霊の日が迫ってまいりました。その日はこの糸満市から全国、そして世界に平和を発信する日となります。さて、去る2月24日、世界を本当に震撼させたロシアによるウクライナ侵攻、多くの国民、そして世界中が本当にびっくりしました。国連に加盟する常任理事国が他国の主権を踏みにじって、そして国際法を無視して多くの犠牲者を伴うような軍事侵攻をすると毎日のように報道されておりますが、今そういう状況の中で6月23日を迎えると。私たちはこの沖縄戦終えんの地、この糸満市で今の世界の状況、そして日本の政治における平和と戦争の問題をきちんと受け止めていかなければならないと思います。私は常々思うのですが、このロシアによるウクライナ侵攻、私たちのこの国でも、戦前戦中、日本帝国主義と言われました。明治憲法下でいわゆる軍国主義の下で、中国をはじめとする侵略戦争を行い多大な犠牲を侵略戦争によって失いました。それから終戦を迎えて、平和主義の日本国憲法が生まれましたけれども、今ロシアの軍事侵攻の問題と併せて、私非常に今の国内の政治の状況が危うくなっている。例えばこの問題に乗じて台湾有事、あるいは核の共有というふうに殊さらあおってきている。さらには軍事費の増大、今私たちが置かれている状況というものをきちんと見ていかないと、歴史は繰り返すというふうなこともありますけれども、しかし戦争の歴史は絶対に繰り返してはならないというのが私たち糸満市民、沖縄県民の思いではないかなと思っています。歴史から何を学んでいくことができるのか、私はそのことが問われていると同時に、政治の在り方、そして政治家の在り方、というものをやはり見つめないといけないなと思っています。戦争を引き起こすのは人間です。かつて戦前戦中、大政翼賛会、非常に大きな流れが戦争に向かっていって、たくさんの方々が巻き込まれていました。当然あの当時は反戦平和を訴えたら途端に弾圧されます。言論統制も行われてプロパガンダ、今で言うところのプロパガンダですけれども、当時は大本営発表ということで様々なデマ情報が国民に流通してですね、きちんとした認識が国民の中でも共有されることはなかった。私は当時の戦前戦中の日本の状況とロシアの国内における状況、そしてウクライナ侵攻が重なって見えてくると思います。ですからそういう中で沖縄戦終えんの地、この糸満市、本当に多くのこれまで以上に役割が私は求められていると思います。そのことを訴えまして、一般質問に入りたいと思います。 件名1、「魂魄之塔」付近における鉱山開発について。小項目1、糸満市風景づくり条例との関係について伺います。 件名2、障がい者(児)福祉行政について。小項目1、災害時における障がい者(児)の避難について伺います。ア、避難行動支援の計画の有無。イ、医療的ケアが必要な障がい者(児)の避難場所の有無。 小項目2、介護保険制度と障害者総合支援制度について伺います。ア、重度障がい者(頚髄損傷四肢麻痺)の方が65歳に達した場合における介護保険制度と障がい者支援制度について、サービス提供の観点からの関係について。イ、上記の重度障がい者の方が65歳の高齢者となった場合におけるサービスの提供状況について。 小項目3、重度障がい者の自立支援について。ア、在宅における24時間介護状況について伺います。 件名3、生活保護行政について。小項目1、扶養照会の窓口対応について伺います。ア、申請者に対する扶養照会の状況。イ、「生活保護のしおり」の中で扶養照会についてはどう書いてありますか。 件名4、交通安全行政について。小項目1、市道ガタ原線とふくのき通りの交通安全対策について伺います。ア、市道外かく線と交わるセブン-イレブン糸満真栄里東店付近の交差点での事故件数(過去3年間)。イ、琉球銀行糸満支店付近の交差点での事故件数(過去3年間)。ウ、字糸満1088番地付近の交差点での事故件数(過去3年間)。 件名5、旧南部病院跡地利用について。小項目1、市の展望と計画について伺います。 小項目2、用地取得や環境整備における財政計画について伺います。 小項目3、用地の権利関係の状況について伺います。 件名6、多文化行政について。小項目1、「やさしい日本語」を使用した窓口対応の必要性について伺います。 件名7、観光施設整備について。小項目1、県道魂魄之塔線における駐車場整備について伺います。 以上述べて質問席より再質問を行います。 ◎市長(當銘真栄) 浦崎暁議員御質問、件名6、多文化行政について。小項目1、やさしい日本語を使用した窓口対応の必要性についてお答えします。 近年、本市においても外国人の数は増加傾向にあり、令和4年5月末現在で38か国、938名の方が外国人登録を行っております。外国人の市民にはそれぞれの言語で伝えたい情報を伝えることが望ましいが、行政手続では様々な書類が多く職員の語学習得による対応は現実的には難しいと考えており、日本語の情報を外国人の市民にも分かりやすく伝える必要なツールとして、やさしい日本語は有用なものかと存じます。県内外の一部の市町村では、やさしい日本語を導入し情報提供の取組を行っている状況にあり、本市においても外国人の市民への情報提供について検討しております。今年度は関係団体等の協力を得ながら、令和4年8月をめどに市職員向けにセミナーを実施し、やさしい日本語の必要性について取り組んでまいります。 その他の御質問につきましては、関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎建設部長(上原斉) 御質問、件名1、魂魄之塔付近における鉱山開発について。小項目1、糸満市風景づくり条例との関係についてお答えいたします。 鉱山業者から令和2年11月12日に事前協議、令和3年3月22日に行為届出が提出されました。本市では行為届出の受付後に市内部で精査し、糸満市景観審議会を経て行為届出の内容については修正すべき点があることから鉱山業者に対し、令和3年4月20日に行為届出に対する勧告を行いました。鉱山業者からは、令和3年5月20日に勧告に対する修正内容が提出されたため、その修正内容に対し景観アドバイザーからの意見、指摘事項も踏まえながら、鉱山業者と協議を行い、行為届出書の再受付を行っています。その後、令和3年9月15日に糸満市景観審議会を開催し、審議会による意見を取りまとめており、現在のところその内容を踏まえた適合通知に対する最終調整を行っているところであります。 ◎福祉部長(島根辰也) 御質問、件名2、障がい者(児)福祉行政について。小項目1から3についてお答えいたします。 小項目1、災害時における障がい者(児)の避難について。ア、避難行動支援の計画の有無について。イ、医療的ケアが必要な障がい者(児)の避難場所の有無については関連するので、一括してお答えいたします。避難支援プランについては、現在のところ策定されておりません。まずは障がいのある方々が安全に避難できる場所の確保を優先させようと、糸満市地域自立支援協議会の移住・地域移行部会において福祉避難所の設置に向けた調査検討を行っております。令和3年度においては、福祉避難所として市内医療機関や関係事業所との協定締結に向けて意見交換を行いました。その中で在宅で医療的ケアを必要とする方々への対策を求める意見がありました。今後、先進自治体の調査、関係部署との情報共有などを進め、福祉避難所の設置、避難支援プランの策定に向けて取り組んでまいります。 次に小項目2、介護保険制度と障害者総合支援制度について。ア、重度障がい者の方が65歳に達した場合における介護保険制度と障がい者支援制度について、サービス提供の観点からの関係についてお答えいたします。障害者総合支援法に基づく自立支援給付については、同法第7条に基づき介護保険法の規定による給付が優先されることとなっております。しかし、個別のケースに応じて介護保険サービスには相当するものがない同行援護など、障がい福祉固有のものと認められるものや糸満市障害福祉サービス等支給決定基準により、必要性を判断した上で障がい福祉サービスを給付するなどの対応を行っております。 次にイ、重度障がい者が65歳の高齢者となった場合におけるサービスの提供状況についてお答えいたします。本市においては令和4年6月1日現在37名の方へ生活介護、居宅介護、同行援護などの支給決定をしております。 最後に小項目3、重度障がい者の自立支援について。ア、在宅における24時間介護状況についてお答えいたします。現在、本市において障がい福祉サービスを受給している方のうち重度の障がいがあり、かつ地域で生活している方で24時間介護の支給決定をしている方はおりません。重度訪問介護においては、主に起床後から就寝前までの間で障がい福祉サービスを提供しております。 次に御質問、件名3、生活保護行政について。小項目1、扶養照会の窓口対応について。ア及びイについてお答えいたします。ア、申請者に対する扶養照会の状況については、これまでどおり市民に誤解を与えることのないよう適切な対応をしており、厚生労働省からの扶養義務履行が期待できない者の判断基準を踏まえ対応させていただいております。なお、高齢で単身者の方など病院への送迎や買物への同行、入院時の緊急連絡先などつながりが必要なケースもありますので適宜判断させていただいております。 イ、生活保護のしおりの中で、扶養照会については現在明記されておりませんが、早急に明記する方向で進めております。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 御質問、件名4、交通安全行政について。小項目1、市道ガタ原線とふくのき通りの交通安全対策について。アからウまで順にお答えいたします。 小項目1、ア、セブン-イレブン糸満真栄里東店付近の交差点における事故件数について糸満警察署に確認したところ、2019年の事故はなく、2020年の事故は人身3件、物損1件、2021年の事故はなしとの回答を得ております。 続きましてイ、琉球銀行糸満支店付近の交差点については、2019年の事故は物損1件、2020年の事故は物損2件、2021年の事故も物損2件との回答を得ております。 最後にウ、字糸満1088番地付近の交差点については、2019年の事故は物損2件、2020年の事故も物損2件、2021年の事故はなしとの回答を得ております。 ◎企画部長(金城満) 御質問、件名5、旧南部病院跡地利用について。小項目1から3までについて順にお答えいたします。 小項目1、市の展望と計画について。旧南部病院及び糸満市社会福祉センターの土地は、県民の福祉に役立つようにと昭和54年に松下電器産業から県と市に無償譲渡されたものであり、以来長年にわたり地域の医療・福祉の拠点として重要な役割を担ってきました。こうした背景を鑑み、老朽化した社会福祉センターの建て替えを契機とした新たな福祉政策の拠点を形成することを中心にしつつ、地域コミュニティーの形成や企業誘致を盛り込んだ、より地域の発展に資する基本計画を策定するため糸満市土地開発公社にこれを依頼しております。 小項目2、用地取得や環境整備における財政計画について。当該事業は今後、糸満市土地開発公社の自主事業として行われる予定であり、公社の運営に無理が生じないことを念頭にした財政計画に沿って行われるものと認識しております。 小項目3、用地の権利関係の状況については、現在当該用地は沖縄県が所有者となっております。なお、その用地内にある旧南部病院の建物については医療法人と糸満市土地開発公社において、令和4年5月30日に借地権付建物売買契約を締結していることから、糸満市土地開発公社がこれを有しております。 ◎経済部長(大城司) 御質問、件名7、観光施設整備。小項目1、県道魂魄之塔線における駐車場整備についてお答えいたします。 小項目1、県道魂魄之塔線における駐車場整備については、去る5月27日の新聞に掲載されているとおり、当地は日頃からサーフポイントとして多くの市民や観光客等に利用され、路上駐車が多いため交通安全等の観点から駐車場等の整備についての必要性を感じているところです。しかし、大度園地・周辺海岸総合整備基本計画で示されている整備候補地が自然公園法の特別地域かつ森林法の保安林区域に指定され、自然環境保護の観点から厳しい規制があります。市といたしましては、今年度から沖縄県が自然公園法の地種区分の見直しを計画していることから、事業化に向けた課題の整理や意見交換を図りながら課題解決に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 ◆5番(浦崎暁議員) 質問席より再質問を行います。 順を追っていきますので、件名1、魂魄之塔付近における鉱山開発についてです。先ほど当局からは風景づくり条例に関係して諸手続の状況を述べていただきました。この米須の地域というものは糸満市風景づくり計画の米須集落重点地区ということで非常に重要な地域となっているわけです。このことは御認識ありますか。 ◎建設部長(上原斉) 議員の再質問にお答えします。 米須集落景観形成重点地区では、おおむね次のことが届出の対象となっています。まず建築確認が必要な建築物は全て届出が必要となります。2点目に、10メートルを超える塔、高さが2メートルを超える塀などが対象。3点目が面積が500平米以上、または切土、盛土によって生じるのり面もしくは擁壁の高さが2メートル以上のものを対象と、最後に植栽、伐採面積が500平米以上のものが対象となっているところでございます。 ◆5番(浦崎暁議員) 風景づくり計画の届出の手引というふうなことで細かく書かれております。そこで、米須集落重点地区の風景づくりのテーマというのがありまして、このテーマが「“みどり”と“あお”に育まれた集落の魅力を守り、つないでいく風景づくり」と、きちんとうたわれております。景観形成方針というものもきちんと明記されていて、ここの風景を本当に大事にしていこうという理念か書かれています。この中で、ちょっとはしょるんですけれども、やはり自然環境を守っていくというのと同時に、慰霊塔やガマなどの戦争の歴史を刻む遺産についても、その周辺環境を含めた風景の保全を図っていきますというようなことがうたわれているわけですよ。ですから風景というものを本当に大事にしていく、一度壊した風景というのはなかなか元に戻すことが厳しいと。非常に時間がかかっていくというふうなことは皆さんも御存じだと思うんですけれども、この風景づくりの中での景観形成基準の解説というふうなことをちょっと見てほしいんですけれども、この中でいわゆる土地の開墾及びその他の土地の形状の変更というところで、例えばのり面、斜面が開発された場合にどういうふうな復旧がうたわれているのか伺いたいと思います。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 鉱山の跡地については、復旧方法について3段階で埋戻しするように復旧を行うと。まず埋戻し後に周辺の植栽と同様な植栽で復旧する計画となっているところであります。 ◆5番(浦崎暁議員) 向こうは復旧する場合となると盛土が必要になってくるんですか。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 もちろん盛土も必要だし、その後に先ほど申し上げましたように、埋戻し後に周辺植栽と同等の植樹で復旧するようにということになります。 ◆5番(浦崎暁議員) 鉱山という話もしましたけれども、鉱山を掘った後にはきちんと盛土をして植生、植栽しなさいということでよろしいでしょうか。 ◎建設部長(上原斉) 議員のおっしゃるとおりでございます。 ◆5番(浦崎暁議員) 県のほうでもここの状況をめぐってはいろいろ行政手続とかでもやり取りがあるということですので、市は市として当該地域ですのできちんと責任を持っている地域だし、きちんとこういう風景を守っていこうじゃないかということもうたっているわけですから、やはりこれはもう市としてもきちんと対応してほしいなと思います。再度これについては当局の答弁を聞きたいなと思っています。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 今後、景観アドバイザー等の意見等も踏まえて……、休憩お願いします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時45分)                              (再開宣告午後1時45分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 景観アドバイザー等の意見も踏まえて、勧告に対する修正内容を慎重に審議し、疑義については業者へ確認するなどして今後対応していきたいと思っております。 ◆5番(浦崎暁議員) 件名2に移ります。障がい者(児)福祉行政についてです。本当にもう毎日雨が降っていますよね。もういつ晴れるかな、晴れてほしいなと思う中で、今度の一般質問でも本当に多いのが水害対策、水害について多いです。水害だけではなくて梅雨が明ければ台風というふうなことになってきて、そういう中で避難計画というのはきちんと策定しているんですけれども、私が質問させていただいているのは障がい者(児)に対する避難計画なんですね。先ほど来、市当局の答弁では避難行動支援計画はないということでしたが、やはり内閣府の防災情報のページの中でもこの避難行動支援者の避難行動支援に関する計画をつくってほしいと努力規定となっています。やはり水害の問題でもそうですし、今度来る台風、地震ということで、市は當銘真栄市政体制の中で防災というものをきちんとしていこうじゃないかという取組を積極的に進めているというふうなことを機に大きく評価したい。しかし、なかなか障がい者に対する配慮はどうなのかという視点がまだまだ私は足りなかったなと思いますよ。やはり今度計画をきちんとつくっていって適切な場所で避難していただくということがやっぱり必要だと思います。先ほどの答弁では、例えば医療的ケア児のお子さんがいろんなその障がい児の形態があるのですけれども、例えば呼吸、常にもう24時間体制で呼吸器が必要なお子さんもいるし、電気がきちんと常時通電していく、停電しても発電機を持っていると。さらにはまた医療的体制がきちんと整備されているというふうな非常に高度な状況が私は必要になってくると思うんですけれども、これについて市当局はどういう認識がありますか。 ◎福祉部長(島根辰也) 再質問にお答えをいたします。 医療的ケアを必要とする方々への対策というのは今求められておりますので、そういう意見もございますので、今後、先進自治体の調査、関係部署との情報共有などを推し進めて福祉避難所の設置、避難支援プランの策定に向けて取り組んでいきたいと考えております。 ◆5番(浦崎暁議員) そういう意見があるからやるよという話じゃなくて、例えば災害が起こった後に、避難に困ったという事例があるというふうな御紹介を受けましたけれども、そういう実例はあったのでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時49分)                              (再開宣告午後1時50分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆5番(浦崎暁議員) みんな市民ですよね。同じく平等な市民ですよ。だから障がい者だから健常者だからという話じゃなくて、ただの災害が起きた場合というのはやはりあの緊急事態的に、非常事態の中で避難するとなると非常に障がい者の方というのは厳しい状況に私は置かれると思います。だからやはりこの手厚い避難支援体制を組んでいかないといけないので、これはもう本当にプライオリティーを上げて、優先順位を上げて取り組んでほしいなと思っています。しかもこれは、結構災害というのはいつ何どき来るかも分からないみたいなところがあるので早急に策定してほしいなと思いますがどうでしょうか。 ◎福祉部長(島根辰也) 再質問にお答えをいたします。 先ほども答弁いたしましたけれども、避難支援プランにつきましては現在のところ策定しておりませんが、まず障がいのある方々が安全に避難できる場所の確保を優先させようということで、今糸満市の地域自立支援協議会の移住・地域移行部会において調査検討を行っているということでもございます。それも含めまして、その中でまた先ほど申し上げたように、在宅で医療的ケアを必要とする方々への対策を求める意見というのもやはり出ておりますので、先進自治体の調査とか、やはり各課の関係部署との情報共有などを推し進めて福祉避難所の設置、避難支援プランの策定に向けて取り組んでいきたいと考えております。 ◆5番(浦崎暁議員) 早急に計画をつくると同時に、やはり計画してから避難所というのもなかなか時間的に遅いのかなというのもありますし、まずは現実的に対応できるところ、かつ障がい者のニーズを満たす場所というのを決めてほしいなと思っています。 件名2、小項目2に移りたいと思いますが、この問題というのは非常に細かい論点が結構いろいろあります。今後、私、この問題については一般質問等で市の姿勢をただしていったり、提案したりしていきたいなと思っていますけれども、例えば介護保険制度と障がい者支援制度というふうなことがありますよね。65歳になれば介護保険制度に移行していくんですけれども、ただ障がいを抱えた方、障がいの形態もいろいろありますよ。ここでは頚髄損傷の方で四肢麻痺というふうなことを特定しているのだけれども、例えば介護保険制度を受けるために65歳から介護保険申請しましたということを想定した場合、今まで障がい者総合支援を受けてきた、いわゆるサービスが自動的に介護保険制度の中でも受けられるかということをいった場合ですよ。理論的に考えた場合、それは多分できないでしょう。それを確認したいなと思います。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時54分)                              (再開宣告午後1時54分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆5番(浦崎暁議員) つまり障がい者サービスを受けていましたと、だけど65歳になって介護保険制度に移ります。そしたら今まで受けていた障がい者サービスが65歳以上の介護保険制度の中で受けられますかということをまず確認したいのです。受けられないですよ。 ◎福祉部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 障がいのある高齢者に対する障がい福祉サービスにつきましては、障害者総合支援法により介護保険サービスに当該サービスに相当するものがある場合は原則として介護保険サービスのほうでの給付を優先して受けることとなるということでございます。議員が御指摘のとおり介護保険サービスには障がい福祉サービスに相当するものがない場合のものもあるということもあります。市としては障がいの性質など個々の状況に応じて障がい福祉サービスの給付、または併給などの必要性について判断して対応してまいります。 ◆5番(浦崎暁議員) これはサービスの個別的な問題、非常に細かい論点が結構ありまして、ちょっと時間をかけないといけないものがあると思います。じゃあ65歳の方が交通事故で頚椎損傷になって四肢麻痺になりましたといった場合は介護保険が適用されるのか、それとも障害者総合支援法が適用されるのかどっちでしょうか。 ◎福祉部長(島根辰也) 再質問にお答えをいたします。 先ほども説明したように、もし介護保険サービスにあるサービスであれば、原則として介護保険サービスを受けることになります。それにない場合に障がい者のサービスとして障がい福祉サービスにあるものであれば、そこは市としては併給などの必要性について個々の状況に応じて判断をしていくという形になります。 ◆5番(浦崎暁議員) 今の法制度では介護保険制度、介護保険法が優先されて適用されるということですよね。例えばちょっと話戻るんですけれども、65歳未満の障がい者の方が介護保険制度を申請しないということについてはどうですか。市は申請しないことに対して罰則規定とかそういうのはありますか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時57分)                              (再開宣告午後1時59分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎福祉部長(島根辰也) 再質問にお答えをいたします。 罰則はないということなのですが、介護保険制度の申請を促すということの取組を行っているというところでございます。 ◆5番(浦崎暁議員) 本当に優しい福祉部長の答弁ですけれども、ないですよね。 小項目3に移りたいんですけれども、先ほどの重度障がい者の24時間介護については行っていませんということでしたね。ただ朝から晩までの介護はありますよという話でしたが、例えばこれはニーズがあれば、24時間介護のニーズがあれば市は検討する余地はありますか。 ◎福祉部長(島根辰也) 再質問にお答えをいたします。 ニーズがあれば検討しないといけないと考えております。 ◆5番(浦崎暁議員) 今後の課題となってきますので、福祉部長共に勉強していきましょうね。 件名5に移りたいと思います。旧南部病院跡地利用についてです。市の展望と計画とか、用地取得、環境整備、用地の権利関係ということを質問して市は答弁されたと思うんですけれども、これもいろんな権利関係、例えば財政的な問題とか計画の問題とかいろいろなことがあって、現状は市の外郭団体である公社のほうが事業していますよね。私この問題でまず大事なのは、ここが南部病院の跡地だったということですよ。以前南部病院が撤退するという問題が起きたときに総決起大会を開いたり、県庁前の県民広場で座込みをしたことがあります。御存じの議員もいるかもしれませんね。やりました。それだけやっぱりあそこで医療と福祉の火は消してほしくないという強い思いがありまして、地域のニーズ、市民からしてもやはりあそこの地域というのは福祉、あるいは医療のサービスを受けられる場所にしてほしいと。もう一つは三和地域、真栄里地域の活性化にもつながっていくんじゃないかなというふうな建設的なニーズが私はあると思います。市はこれに取り組んでいくのだというふうなことを先ほどの答弁でも私は感じました。そこで土地をめぐっては現実的には大きなお金が動いたりしますので、ここで細かい話はしませんけれども、ただ私たちが振り返らないといけないのは松下電器産業が市に対して、あるいは県に対してここを福祉ゾーン的なものに使ってほしいんだということで無償譲渡したというふうな理念ですよね。この理念というのは今でも生きていると思いますか。市長に伺いたいなと思っています。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 議員がおっしゃるとおり歴史的な背景がそこにはありますので、私としてはまだ生きていると思っております。 ◆5番(浦崎暁議員) これはやはり莫大な財産を無償で譲渡するというのは相当な理念ですよね。つまり県民の、市民の医療と福祉に使ってほしいんだというふうなことで松下電器産業はそういうことで市は無償譲渡を受けたわけです。今後この土地をめぐっての、市はどこと交渉するかというと、県との2者間の交渉になってきますよね。先ほどの答弁では土地の優先交渉権を得ているんだというような答弁がありましたので、県にもやはりこの松下電器産業の理念というものをきちんと言わないといけないと思います。どうでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時04分)                              (再開宣告午後2時05分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 市としても糸満市総合計画のほうにもその旨を記載しておりますけれども、令和3年度に入って予算を確保して作業を進めてきたところです。その中で令和3年12月23日には文書でもって沖縄県に要請を行っております。また、今は建物取得が公社に移っておりますので、公社のほうで県と交渉を進めていくことになりますけれども、市も一緒になって、ぜひ用地を確保できるように協力してまいりたいと思っております。 ◆5番(浦崎暁議員) 市民の負担の問題もあるし、やっぱり一番大事なのは理念ですよね。松下電器産業が無償譲渡した理念というのをやはり県も遵守していただくという取組が、今後本当に必要になってくると思います。休憩お願いします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時06分)                              (再開宣告午後2時06分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆5番(浦崎暁議員) 件名3、生活保護行政について伺います。 先ほど扶養照会について述べていただいたんですが、その中でこの扶養照会をめぐって国の通知通達というのは市は認識していますか。
    ◎福祉部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 厚生労働省からの通達では、昨今の状況を踏まえ生活保護法による保護の実施要領の取扱いについて、扶養義務履行が期待できない者への運用方法が示されました。扶養義務の履行が期待できないと判断される扶養義務者には、基本的には扶養義務者への直接の照会を行わない取扱いができるとしております。 ◆5番(浦崎暁議員) 保護を受ける、申請する方にまず渡されるのがこの糸満市の生活保護のしおりなんですよね。私も読みましたけれども、これは平成27年8月発行となっていまして結構時間がたっている。ただそこにはさっきの答弁にもないです。ただ、ここで那覇市のホームページ、ネットでPDFで出したんだけれどもきちんと、那覇市はですよ、「扶養義務者へ支援の可否についても調査を行います。ただし、扶養義務者が「扶養義務を履行できない者」と判断された場合には、扶養調査を行わない場合があります。高齢者・未成年者・施設入所者等、扶養義務者からの暴力・虐待等がある場合、10年程度交流がない場合、金銭トラブルや縁切り等の著しい関係不良である場合が該当します。詳しくは担当員にご相談ください。」というふうなことが明記されております。この生活保護のしおりと那覇市のを比べてみると、やはり本市の場合は、先ほどの不備な部分、不備というか明記されていない部分があるんだけれども、大幅に見直していって申請者目線に立ったしおりを今後作っていかなきゃならないなと思っているんですけれども、どうでしょうか。 ◎福祉部長(島根辰也) 再質問にお答えをいたします。 生活保護のしおりの中に、扶養照会については現在明記されておりませんが、早急に明記する方向で今進めております。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時09分)                              (再開宣告午後2時10分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎福祉部長(島根辰也) 再質問にお答えをいたします。 生活保護のしおり全体を見直すにはかなり時間がかかりますので、まずできることから見直しをして、いろいろ検討、研究をしていきたいと考えております。 ◆5番(浦崎暁議員) 那覇市の場合はきちんとルビも振っていて非常に整理されています。分かりやすい。 最後に件名7、魂魄之塔線は路上駐車が横行していまして大変危険な状況となっています。これは本市も認識していますよね、当局も。本地域は自然公園法などで、どのような規制地域となっているのか。またこのような状況が続くと事故が起きる可能性もあって、重大事故ですね。対応が必要だと認識していますが、市として今後どういう対策を具体的に取っていくのか。そのことを伺って、私の一般質問を終わります。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 この地域は自然公園法の第2種特別地域となっております。今後の対策としては、まず駐車場の整備が考えられます。第2種特別地域に駐車場整備を行うためには沖縄県との調整が必要となるため、関係機関と意見交換を図りながら解決するための課題を整理してまいります。その上で次年度以降に課題を解決するための計画等を策定できるように準備を進めてまいります。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時12分)                              (再開宣告午後2時12分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆1番(大城むつみ議員) 皆さんこんにちは。一般質問の前に所見を述べさせていただきます。来週6月23日は慰霊の日であります。住民を巻き込んだ地上戦が繰り広げられた沖縄で組織的な戦闘が終わった日とされ、犠牲になった人たちに祈りをささげる日でございます。世界ではロシアのウクライナ侵攻により国を追われ、子供たちの命さえ軽んじられています。そのような中、平和のため沖縄の子供たちが寄附をするという報道もありました。私たち大人は、さきの大戦の激戦地である糸満市民として戦争終結のために何ができるのか、しっかり考え慰霊の日を迎えたいと思います。それでは、一般質問を行います。 件名1、教育行政について。小項目1、教育備品整備について。先日、市内小学校の保護者から、机・椅子の整備状況に不備があるとの相談があり、事実確認のため学校を訪問し、各教室を回り確認させていただきました。机・椅子の落書きや穴空き、表面の板の剥がれ、ねじの緩みなど授業に集中できない状況にあると思います。そこで伺います。ア、指摘された小学校の机・椅子の整備状況を確認しましたか。イ、その整備状況は、具体的にどうでしたか。ウ、その整備状況の原因をどう認識していますか。エ、今後の対応策を伺います。 件名2、保育施設について。小項目1、市内の保育施設は全部で何か所あるのか伺います。 小項目2、うち認可外保育施設は何か所か伺います。 小項目3、認可外保育施設にはどういった補助をしているのか伺います。 小項目4、認可外を認可にするための支援も行っていますか。 件名3、放課後児童クラブについて。小項目1、旧兼城幼稚園跡地に学童クラブが整備中で、本地域にとっては待ちに待った施設が完成することになり、市当局の対応に感謝いたします。そこで今後の施設運営について伺います。ア、募集人員と入所時期について。イ、職員及び利用者の駐車場の確保。ウ、園庭や利活用未定地の活用は可能か。 件名4、防災への対応について。小項目1、今年の梅雨どきに降った雨は、例年の3倍以上に達し、雷を伴った大雨により側溝や上流から一気に水が押し寄せ、道がプール状態となり、危険な状態に陥った。座波ウーガーの隣の側溝も水があふれ、子供たちが巻き込まれれば、大きな事故になる状況である。そこで伺います。ア、座波区からも指摘がありますが、実態を把握されていますか。イ、改善策について伺います。 小項目2、機構改革により、企画部に秘書防災課が設置され、今般の大雨災害で市民の安心安全を守るため、組織一体となって対応していただいたことに感謝します。しかし今後も災害が予想されます。そこで伺います。ア、防災担当者は何名いますか。イ、そのうち女性は何名ですか。ウ、防災士の資格を持っている職員は何名ですか。 件名5、道路行政について。小項目1、糸満市といえば、糸満ロータリーを挙げる人もいるくらい市内外に認知されてきた糸満ロータリーですが、現在ラウンドアバウトとして整備され、スムーズな進行及び事故の発生もなく市民の皆様も評価しているように感じます。そこで伺います。ア、開通してからの事故の発生状況。イ、苦情の有無と内容。ウ、中央円の今後の活用について。エ、今後のラウンドアバウトの構想。 以上で質問を終わり、再質問は質問席より行います。当局の誠意ある御答弁をお願いいたします。 ◎市長(當銘真栄) 大城むつみ議員御質問、件名5、道路行政について。小項目1、糸満ロータリーラウンドアバウト整備について。エについてお答えいたします。 今後のラウンドアバウト構想については、市の事業として、現在市道与那掘線と県道54号線との交差点でラウンドアバウト工事を実施中であり、8月末の完了を目指しております。また市道阿波根兼城線において、現道が狭隘で交通渋滞が著しく、また歩道がないことにより通学時及び日常生活に危険な状況であるため、市道浜川線との交差点にラウンドアバウトを整備する予定です。なお、今後の構想として、真栄里地区物流団地等造成事業のターミナルゾーン内において整備する幹線道路と県道平和の道線との交差点においても、ラウンドアバウトを計画しております。 その他の御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁させていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員御質問、件名1、教育行政について。小項目1、教育備品整備について。アからエまでについて順にお答えいたします。 小項目1、ア、机・椅子の整備状況の確認については、5月26日に私と教育指導監、学校教育課長、指導主事で確認をしました。 次にイ、具体的な整備状況については、中学年を中心に机に穴が空いている物やガムテープで補強してある物。椅子の座る面が剥がれている等の状況の物が多数確認されました。 次にウ、整備状況の原因につきましては、複数あると考えられますが、机・椅子の耐用年数に応じての補充が十分でないことが大きな原因だと考えており、早急に対応が必要であると認識しております。 最後にエ、今後の対応については、補充すべき机・椅子の数を把握し、今年度においては、既決予算の範囲内で教材備品と管理備品の割合を調整して、机・椅子の整備に対応していきたいと考えております。次年度以降は、学校において計画的に整備ができるよう予算を調整していきたいと考えております。 ◎こども未来部長(国吉丘) 御質問、件名2、保育施設について。小項目1から4までについて順にお答えいたします。 小項目1、市内の保育施設数については、60施設です。 小項目2、そのうち認可外保育施設数については、本市で把握している施設は14施設で、内訳はベビーシッター6施設、企業主導型保育施設3施設、事業所内保育施設1施設、一般の園児を受け入れる施設が4施設となります。 小項目3、認可外保育施設にはどういった補助をしているかについては、新型コロナウイルス感染拡大により登園を自粛した世帯に対しての保育料の減免を行った施設に、減免費用の補助を行っております。また、マスクやアルコールなどの購入及び消毒作業などの人件費の補助も行っております。さらに、給食費、賠償・傷害保険費の一部を補填しており、健康診断、歯科検診、ぎょう虫検査の費用を負担しています。そのほかにも、安全確保や保育教材の購入に係る費用、障がい児の受入れに係る費用、認可外保育施設の職員の保育資格取得を支援するための人件費の補助を行っています。 最後に小項目4、認可外保育施設を認可保育施設にするための支援については、令和2年3月に策定した第2期糸満市子ども・子育て支援事業計画において、現在整備中の施設が開園することで必要量が確保される見込みとなっているため、新規施設の整備は計画されていません。また現時点で認可化に向けた手続は行っていません。 次に御質問、件名3、放課後児童クラブについて。小項目1、旧兼城幼稚園跡地に建設中である児童クラブの施設運営について。アからウまでについて順にお答えいたします。小項目1、ア、募集人数と入所時期については定員が40人、入所時期は9月を予定しています。指定管理者の優先候補者は、現在兼城小学校区内において放課後児童クラブを運営しており、現在の場所から一部移転するため、移転後の空き人数を募集する予定となってございます。 次にイ、職員及び利用者の駐車場の確保について、児童クラブの敷地内には5台程度の駐車スペースが確保されています。 最後にウ、園庭や跡地の利活用については、現在の計画では園庭の広さは十分とは言えない状況ですが、糸満市放課後児童クラブ健全育成事業の設置及び運営に関する基準を定める条例では、園庭の面積についての規定は設けられていません。跡地の利活用については、現在福祉部及びこども未来部においての計画はありませんが、その他の部署による利用計画などを確認し、関係課と協議いたします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時27分)                              (再開宣告午後2時28分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎こども未来部長(国吉丘) 先ほどの小項目3の答弁の中でですね、給食費、賠償・傷害保険費の一部を「補填」と答弁いたしましたが、「補助」の間違いでございます。訂正させていただきます。 ◎経済部長(大城司) 御質問、件名4、防災への対応について。小項目1、梅雨の大雨で座波ウーガーの側溝もあふれ、大きな事故につながる危険な状況について、ア及びイについてお答えいたします。 小項目1、ア、座波区からも指摘がありますが、実態を把握されていますかについては、今年5月31日及び6月3日の大雨警報発令時に、座波ウーガー及び付近の側溝もあふれ冠水する状況を把握しております。 次にイ、改善策については、平成24年度から28年度の間で実施された兼城地区農村集落基盤再編事業において、座波ウーガーを経由する水路整備の計画を断念した経緯がございます。つきましては、地域の方々と協力し、再度補助事業を導入し整備ができるよう検討してまいります。 ◎企画部長(金城満) 御質問、件名4、防災への対応について。小項目2、組織一体となった対応について、アからウに順にお答えいたします。 小項目2、ア、防災担当者は何名いますかについては、機構改革等により2名が増員され、現在5名の配置となっております。 次にイ、そのうち女性は何名ですかについては、これまで防災係職員の女性の登用がありませんでしたが、今年1名が配属されました。 最後にウ、防災士の資格を持っている職員は何名ですかについては、現在防災係内では1名が防災士の資格を持っております。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 御質問、件名5、道路行政について。小項目1、糸満ロータリーのラウンドアバウトについて、アについてお答えいたします。 小項目1、ア、2015年10月に開通してからの事故件数について、糸満警察署に確認したところ、2015年と2016年は事故なし、2017年は物損事故14件、2018年は物損事故7件、2019年は物損事故8件と人身事故1件、2020年は物損事故3件、2021年も物損事故3件との回答を得ております。 ◎建設部長(上原斉) 御質問、件名5、道路行政について。小項目1、糸満ロータリーラウンドアバウト整備について、イ及びウについてお答えいたします。 小項目1、イ、苦情の有無と内容については、管理者である沖縄県南部土木事務所へ問合せしたところ、中央島の草刈りを定期的にやってほしいとの要望があるとのことでした。 次にウ、中央円の今後の活用については、令和3年度の糸満市景観審議会において、交通の安全や視認性の確保を踏まえつつ、地域の行事を考慮した活用や日常的な景観を重視した花の植栽等多方面から議論された経緯があります。今後とも道路管理者である沖縄県や景観アドバイザーとの調整及び市景観審議会で審議を行い、景観形成重点地区にふさわしい活用方法を県と協議してまいります。 ◆1番(大城むつみ議員) それでは件名1のほうから、教育行政について。教育長じきじきに視察され学校の確認をされたということで、ありがとうございました。実は、すぐに確認をしに行きましたら、本当にこれはもう皆さんに見せなくてはと思って写真を撮ってまいりました。こういう状態で子供たちが勉強してるということは考えられないことです。すごいです。本当にこれで集中して勉強ができるのかなと思うほど机には穴が空いてますし、ここですね。最低限のそういう設備をきちんとしてあげないと子供たちの集中力はおろか、本当に大変なことになるなと思って、子供たちの教育は本当に待ったなしです。誰一人取り残さず集中して学習ができるように対応していただきたいと思います。ありがとうございました。 それでは、件名2、保育施設について。保育施設は認可と認可外とではやはり格差を感じます。現在支援のほうも行っているとのことですが、これは期限付きでしょうか。お尋ねします。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えさせていただきます。 現在行っている支援の中にはコロナ対策としてやっている部分がございまして、この辺はやはりコロナが落ち着く、補助が使える期間ということになります。あと給食費等も補助がございますが、そういった部分は県の補助を活用している部分がございまして、県の補助が使える間は継続していきたいというふうに考えてございます。 ◆1番(大城むつみ議員) では県の補助がなくなるとできないわけですね。糸満市独自でサポートするという形はできないのでしょうか。 ◎こども未来部長(国吉丘) 一部単独でやっている事業もございますが、やはり市単独で全てを賄うというのは非常に厳しい部分があろうかと考えています。もしなくなったときのことは実際には決まっていませんが、今後検討が必要かなというふうに考えてございます。 ◆1番(大城むつみ議員) 実は、先日認可外保育園を確認してきましたら、想像を絶するぐらい保育士も頑張ってはいらっしゃるんですが、子供たちを見てると本当に胸が締めつけられるようで大変だなというのを実感しました。実は、先日5月16日から18日までの間に、郁子議員とともに国へ保育士の配置基準見直しと公定価格の引上げの要請、先進保育施設の視察に行ってまいりました。新宿せいが子ども園では、子供たちが伸び伸びと遊び、自分でやりたいことができて心が満たされてるなという印象でした。保育士も子供たちを見守るということを重視に、子供たちのペースで保育をしていました。子供にとって保育とは人間形成において一番大切なことを学ぶところだなと痛感いたしました。糸満市内の認可、認可外の子供たちにとっても同じように保育していただき、今後ともできる限りの支援をしていただきたいと思います。 それでは件名3に行きます。放課後児童クラブについて。募集人員と入所時期についてですが、人数を先ほど聞き漏らしたんですが、何名でしょうか。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 定員としては40人ということで考えてございますが、今回運営する運営者のほうが近くで既に運営している事業者でございまして、その中から一部の子供が移ってくると。その上で40名から残った枠について募集をかけるというふうにお聞きしております。 ◆1番(大城むつみ議員) 分かりました。募集したんだけれども、子供たちが集まらないということになりますと、またもったいない施設になるなというふうに感じます。それから駐車場ですけれども、既存の駐車場はもともと幼稚園の敷地ですから、私の子供も通っていましたからその頃と全く一緒で全然スペースが足りないのではないかなと思うのですが、もしくは空き地、利活用できる未定地の活用であったり、もともとある道を隔てての空き地であったり、そのほかの駐車場の活用というのは確認の予定はないんでしょうか。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 現在の計画では児童の送迎時の駐車場スペースとして5台程度確保しているところです。送迎時の混雑が発生するようであればですね、使用されていない市有地の活用について関係課と調整していきたいというふうに考えています。 ◆1番(大城むつみ議員) ありがとうございます。ぜひスムーズにこう、車がやはり、もう沖縄は車社会ですから、いつでもどこへでもすぐ車に乗っていって、路駐で止めて、少しの時間だからといってそういう方もいらっしゃいます。なるべくはそういう、敷地のほうの確保もしてほしいものでした。ありがとうございます。 それでは、件名4、防災への対応ですが、女性は1名だということですが、1名で足りると思いますか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 女性の増員を今回していただきました。女性を配置する目的というのは、女性の視点を防災の施策に生かすということが重要だと思っております。まず、その1人を活用しながらどのような形でやれば女性の視点が施策に生かされるかどうか、そういった手法を講じてまいりたいと思います。その上で、さらに不足ということが見られる場合にはその上で検討していくものと考えております。 ◆1番(大城むつみ議員) どうして女性が必要かと言いますと、やはり女性の目線で子供たちであったり、高齢者であったり、女性同士の男性には話せないことを相談してくるとかというそういう女性の立場が私はとても貴重だと思います。1人では絶対足りないと思います。そこも御検討ください。 それから、防災士の資格ですが、1名しかいらっしゃらないんですか、5名のうち。先日新聞等でもありましたが、小学生でも防災士の免許を取ったということで話題になっておりました。防災士の資格を取得できるように検討はできますか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 今、防災係5名のうちに資格者は1人しかおりません。ただ、役所内には市長をはじめ、あと3人の資格者がおります。また消防にもおります。それはそれとして、今年度、防災担当者に防災資格を取得させるような予算も1名ではありますけれども確保していますので、そういった形でまた増やしていきたいと思います。それから地域の自主防災組織からの推薦で、合計5名ほどに最大3万円の補助をする制度も設けておりますので、これらを活用してですね、市の職員も増やしながら、地域のほうの防災士資格者も増やしてまいりたいと考えております。 ◆1番(大城むつみ議員) 早速そのような資格を取れるような状態で、補助があるということで本当に助かります。そのように、やはり全員がそういう資格を持っていると市民も安心して、もしもの時にはいろいろ相談ができるなというふうに思います。 それでは件名5の道路行政についてですが、アの事故の発生状況ですが、物損事故が多いような気がしました。物損事故の内容にもよるんですが、どういう……、縁石にぶつかるのか、車同士なのかちょっとそこら辺の詳しい物損事故の内容が聞けたらと思います。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 発生しました事故の状況といたしまして、糸満警察署の説明では、サークル内での単独事故やあと追突事故とのことでありました。また歩行者との事故はありませんで、先ほど申し上げた2019年の1件の人身事故につきましては、これは追突事故ということでありました。以上であります。 ◆1番(大城むつみ議員) ありがとうございます。何か方向的には同じように回っていくラウンドアバウトですから、出るタイミングなのかなとか思ったりもしたんですけれども、それもあったでしょう。そういう感じで物損事故が多いなというのを感じました。そこで提案なんですけれども、ラウンドアバウトの中央の円の活用としまして、先ほどもありましたが、雑草が大変茂っておりまして、市民の声からも糸満市の顔だよというふうに言われまして、何とかならないのかということで担当課のほうに確認しましたら、県道だからということで返答がありました。県道でも糸満市の顔の中心部でありますから、何とか予算をつけてでも、草刈りであったり違う形で使いたいという、使用できるような形はできないでしょうか。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 糸満ロータリーラウンドアバウトについては県道であり、一応県の管理となっておりますが、先ほど答弁したとおりですね、活用方法については今後県と協議してまいりたいということであります。その間については、除草等の適正な管理を引き続き県にお願いするとともに、今後、適正管理について相談、協議していきたいと思います。 ◆1番(大城むつみ議員) 雑草の草刈りとかは県のほうで全部管理しているんでしょうか。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 先ほども申し上げましたが、県の管理となっておりますので、市としては雑草等の適正な管理を県に継続してお願いしていくということでありますが、ただずっとその件が改善されない場合にはですね、改善する方法として県と相談していきたいと考えております。 ◆1番(大城むつみ議員) 市民の方はボランティアでいいんだよ、やろうかと言ってくれる声もあるんです。ぜひこれは糸満市の顔ということで、もし雑草の時期がそういうふうに過ぎてしまうと見るに見かねて、もしやほかの活用があるのではないのかなというふうに皆さんに聞いてみましたら、そこを十五夜とかそういう旗頭を舞うところの中心部にしたらいいんじゃないかとか、糸満市のシンボルタワーとして電光掲示板が、こうやって真ん中にあると運転しながらでも分かるのかなというそういう声もあります。参考までにこれもぜひそういうことも声があるということで聞いていてください。 それでは質問にはないんですけれども、もう一つ雑草が気になるところがありまして、美々ビーチからJAファーマーズまでの距離、西崎臨港道路の中央分離帯やその街路樹です。そこもすごく雑草が生えていて、観光客もちょうどホテルのところを通るので観光客の目にも留まるところなので、ぜひそちらのほうの整備も一緒になって、ぜひ検討されてください。よろしくお願いします。 以上で私の質問を終わります。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時49分)                              (再開宣告午後3時05分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 先ほどの浦崎暁議員の再質問に対する福祉部長の答弁における発言について、その一部を訂正したいとの申出がありますので、訂正の発言を許します。 ◎福祉部長(島根辰也) 先ほどの答弁では、40歳以上で介護給付が必要になった場合、介護保険を優先して案内するとありましたが、正しくは40歳から64歳の人で、老化が原因とされる病気、特定疾病により介護が必要になった場合は介護保険サービスの案内を優先していくことになりますので、訂正させていただきます。 ◆2番(玉城哲郎議員) こんにちは。今朝の新聞で慰霊の日を前に、県内の書店や図書館には平和を考える児童書のコーナーが設置されたそうです。沖縄戦関連の本はもちろんですが、今年はロシアのウクライナ侵攻が続く中、両国に関係する本も並べられておりました。その中の1冊でロシア人作家ニコライ・ポポフさんが2000年に出版した絵本、「なぜ あらそうの?」という本が紹介されておりました。文字はなく絵だけで、なぜ争いが起きるのか、争いの後何が残るのかを問いかける思いで作られた本だそうです。また別の記事では、2022年、沖縄全戦没者追悼式で平和の詩を朗読することになりました、山内小学校の2年生の徳元穂菜さんが紹介されておりました。曽祖父のために、そして戦争の絵を見て怖くて悲しい気持ちになり、平和について考え、大切にしたいという思いを込め、詩を朗読すると語っておりました。私のおばも戦争体験をしており、子供の頃どういう体験をしたか聞こうとすると、急に泣き出し、なぜ泣くのと聞いたら、自分が生きたいがために友人や家族を見殺しにして、そして逃げていった、そういった悲しい気持ちでいっぱいと昔は語っておりました。こういった二度と戦争が起きない、そして糸満市から平和を発信してまいりましょう。それでは一般質問に入ります。 件名1、こども議会について。小項目1、進捗状況をお伺いします。 件名2、プロ野球キャンプについて。小項目1、千葉ロッテマリーンズ2次キャンプ時の市民の反応について。ア、アンケートは取りましたか。 小項目2、千葉ロッテマリーンズを今後受け入れるために課題はありますか。 件名3、ヤングケアラーについて。小項目1、糸満市子ども・子育て会議でヤングケアラーについて取り上げたことはありましたか。 小項目2、ヤングケアラーの実態調査はどうなりましたか。 小項目3、ヤングケアラーに対して早期発見、適切な支援の体制はどう構築していきますか。 件名4、新型コロナ感染症について。小項目1、コロナの影響で仕事に出れないひとり親家庭に対し、在宅ワークでできる仕事をあっせん、もしくは各種支援はできないか。 小項目2、2022年1月から6月まで小中学校でコロナの影響で学級閉鎖はどれだけありましたか。 件名5、犬・猫不妊去勢手術について。小項目1、去勢手術を全額補助できないか。 小項目2、さくらねこ無料不妊手術事業の進捗状況をお伺いします。 件名6、ふるさと納税について。小項目1、令和3年度のふるさと納税の使い道をお伺いします。 小項目2、企業版ふるさと納税について。ア、地域再生計画をお伺いします。 件名7、男女共同参画について。小項目1、これからの計画をお伺いします。 小項目2、小、中学校ではどのように教えていますか。 件名8、平和の道線について。小項目1、進捗状況をお伺いします。 小項目2、どのような道路になりますか。 小項目3、経済効果はどれぐらい期待できますか。 件名9、葬儀場条例について。小項目1、糸満市でも制定すべきと思うがどうか。 件名10、糸満市子どもを虐待から守る条例について。 小項目1、具体的な内容をお伺いします。 小項目2、189(いちはやく)の啓発はどのようにしていますか。 件名11、2021年12月に教育委員会から発信された不審者情報について。小項目1、どういった経緯で発信しましたか。 それでは市長、教育長をはじめ、各担当執行部の誠意ある答弁を求めます。 ◎市長(當銘真栄) 玉城哲郎議員御質問、件名10、糸満市子どもを虐待から守る条例について。小項目1についてお答えします。 小項目1、具体的な内容について、子供たちの幸せを守り虐待を防止し、全ての糸満市民が一体となって地域の力で子供と家庭を支える社会を推進するため本条例を制定したところであります。本条例では虐待は何人も決して行ってはならず、子供を虐待から守る施策は子供の最善の利益に配慮し、子供の安全を最優先に考えたものであり、虐待のないまちづくりを推進し、子供の安全と健やかな成長が守られる社会の形成に努めることを基本理念としております。また、市、保護者、市民等、関係機関等の責務を明らかにするとともに、虐待の未然防止及び早期発見、通告及び相談に係る対応、虐待の防止の啓発等が定められております。 その他の御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員御質問、件名11、2021年12月に教育委員会から発信された不審者情報について、小項目1、どういった経緯で発信しましたかについてお答えいたします。 まず初めに、本不審者情報につきまして、個人情報が特定されるおそれがある内容については答弁を差し控えさせていただきますので御了承ください。不審者情報については、不審者情報が学校に寄せられた場合は、時刻、場所、状況等を詳しく聴き取り、市教委及び警察等の関係機関に連絡することとなっております。これを受け教育委員会では児童生徒の安全確保の観点から不審者情報を各学校に周知し、児童生徒をはじめ保護者へ注意喚起を促し、児童生徒の安全確保を図っております。議員からの御質問の不審者情報については、事案があった翌日に子供たちから学校に連絡があり、同日、学校から教育委員会に不審者情報の連絡があった後、教育委員会より市内全小中学校へ児童生徒、保護者へ注意喚起を促すとともに、警察へ情報を提供しております。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 御質問、件名1、こども議会について。小項目1、進捗状況についてお答えいたします。 こども議会の進捗状況については、現在実施に向けて調整中です。体制を整えた後に関係する部署と連携し進めていきたいと考えております。 次に件名3、ヤングケアラーについて。小項目2及び3についてお答えいたします。小項目2、ヤングケアラーの実態調査については、調査結果に関する記者会見を3月31日に行いました。調査結果によると、全体の約14%、434人が家族に世話をしている人がいると答えております。全国の調査と比べると高い数値になっており、その中でも2.7%、85人がより過度なヤングケアラー状態にあることが考えられる結果となっております。 小項目3、ヤングケアラーに対して早期発見、適切な支援の体制の構築については、日頃から意識して子供たちを観察することや子供が相談しやすい環境づくりを校長会等でお願いしているところです。また、沖縄県が教職員を対象にして調査した結果において、約3割の教職員がヤングケアラーの概念を知らない、初めて知ったと答えており周知が不足していると考えております。まずはヤングケアラーへの理解を深めるために教職員に対して研修を行っていきたいと考えております。 次に件名4、新型コロナ感染症について。小項目2、1月から6月までの小中学校の学級閉鎖の状況についてお答えいたします。学級閉鎖の状況については、1月は小学校、中学校ともに学級閉鎖はありません。2月は小学校38学級、中学校15学級、3月は小学校39学級、中学校15学級、4月は小学校6学級、中学校はありません。5月は小学校2学級、中学校2学級、6月は、6月14日時点で小学校2学級、中学校なしとなっております。 次に件名7、男女共同参画について。小項目2、小、中学校ではどのように教えていますかについてお答えいたします。学校では、児童生徒の発達段階に応じ、社会科、家庭科、道徳、特別活動等の関係の深い教科を中心に学校教育全体を通じて人権の尊重や男女の平等、男女が共同して社会参画することや、男女が協力して家庭を築くことの重要性について指導しております。 ◎経済部長(大城司) 御質問、件名2、プロ野球キャンプについて。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、千葉ロッテマリーンズ2次キャンプ時の市民の反応について。ア、アンケートの実施については実施しておりませんが、キャンプ期間中の来場者の声として、身近でプロ野球選手のプレーを見ることができてうれしいとの声がありました。また、地元新聞社の来場者への取材において、ロッテが優勝して市内で1次キャンプもしてもらえたら最高だ、来年も来てほしいと願う返答やテレビインタビューで、離島でなかなか見られなかったチームがこういうふうに見られるようになってうれしいとの声がありました。 小項目2、千葉ロッテマリーンズを今後受け入れるための課題については、本格的な2次キャンプ実施に向け屋内運動場やブルペンなどの施設整備の課題があります。次に選手、スタッフ及び県内外の観客等の宿泊、飲食、交通等の利用による経済波及、野球教室や施設訪問における市民交流等での地域活性化につなげる仕組みづくり等も課題に挙げられます。よって、官民で構成された糸満市スポーツキャンプ等受入協力会と連携を図りながら課題解決に取り組んでまいりたいと考えております。 ◎こども未来部長(国吉丘) 御質問、件名3、ヤングケアラーについて。小項目1、子ども・子育て会議でのヤングケアラーに係る議論についてお答えいたします。 現時点において子ども・子育て会議においてヤングケアラーに関する具体的な議論は実施しておりません。令和4年度の子ども・子育て会議において教育委員会が実施しましたヤングケアラー実態調査結果について報告を行うとともに、具体的施策への位置づけを整理してまいります。 次に御質問、件名4、新型コロナ感染症について。小項目1、ひとり親家庭に対する在宅ワークのあっせんなど各種支援についてお答えいたします。これまでひとり親家庭に対して在宅ワークに特化したあっせんなどの支援実績はありませんが、児童扶養手当や医療費助成、高等職業訓練促進給付金事業などの給付事業に加え、民間アパートなどを借り上げし、地域の中で自立した生活が送れるように支援する母子家庭生活支援事業や沖縄県母子寡婦福祉連合会が実施するひとり親家庭等日常生活支援事業を案内し、ひとり親家庭の生活を支援しております。 最後に御質問、件名10、糸満市子どもを虐待から守る条例について。小項目2についてお答えいたします。小項目2、189(いちはやく)の啓発について、189(いちはやく)は虐待かもと思ったときなどに、すぐに児童相談所に通告、相談ができる全国共通の電話番号です。ホームページで常時啓発を行っているほか、毎月18、19日は学校において虐待防止に係る取組を行っています。また、11月の児童虐待防止推進月間では1階市民ホールのパネル展、広報紙の掲載及びチラシの折り込み、懸垂幕、横断幕の設置、公用車ボディーへの啓発マグネットの貼付、子供虐待防止オレンジリボン運動など様々な手法で集中的に啓発を行っています。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 御質問、件名5、犬・猫不妊去勢手術について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、去勢手術の全額補助については、動物の愛護及び管理に関する法律で、犬または猫の所有者はこれらの動物がみだりに繁殖して、これに適正な飼養を受ける機会を与えることが困難となるようなおそれがあると認められる場合には、その繁殖を防止するため生殖を不能にする手術、その他の措置を講じなければならないとあり、糸満市では繁殖を防止するために所有者の不妊去勢手術に対し、経済的負担を減らすために限られた予算の範囲内において一部補助している状況であります。今後も普及啓発活動の面から、より多くの方に一部補助を進めていきたいと考えております。 次に小項目2、さくらねこ無料不妊手術事業の進捗状況については、公益財団法人どうぶつ基金のさくらねこ無料不妊手術事業を活用したさくらねこTNRの活動をボランティア団体、自治会、個人ボランティアと協力し実施しております。これは糸満市が公益財団法人どうぶつ基金へ動物病院で行う不妊手術のチケットの申込みを行いチケットの配布枚数に応じてボランティア団体、自治体、個人ボランティアに協力していただき、不妊手術を行うものとなっております。このチケットにより令和3年度は430頭分の申請に対し270頭の不妊手術が行われております。 最後に御質問、件名9、葬儀場条例について。小項目1、糸満市での制定についてお答えいたします。葬儀場については、建築基準法において集会場に位置づけられており、一定の用途地域(第1種低層住居専用地域、第2種低層住居専用地域、第1種中高層住居専用地域)以外においては建築が可能となっております。条例の制定は葬儀場等の建築等に伴う紛争を未然に防止し、地域の良好な生活環境の形成に資することがありますが、制定については施設の必要性や地域への影響等を総合的に考慮しながら、今後の検討課題とさせていただきます。 ◎企画部長(金城満) 御質問、件名6、ふるさと納税について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、令和3年度のふるさと納税の使い道について。ふるさと納税の寄附者は自らの寄附金を7つの使途の財源としてあらかじめ指定することができます。令和3年度に充当した主な事業としまして、1、教育と文化の振興は、民俗文化財記録作成事業、2、保健医療、福祉・防災の充実は、第3次糸満市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)策定委託業務、3、環境に優しいまちづくりには、動物愛護管理推進事業、4、道路・公園などの基盤整備については、運動公園施設整備事業、5、産業の振興には、軽石被害対策事業、6、平和の推進、国内・国際交流の拡充、創出は、平和の語り部育成事業、7、協働のまちづくりには、市勢要覧等作成事業などに充当しております。 小項目2、企業版ふるさと納税について、ア、地域再生計画については、国は平成17年度に地域再生制度を創設し、各自治体への支援措置メニューを整備しており、平成28年度、地域再生法改正によって企業版ふるさと納税が創設されております。企業版ふるさと納税は地域再生法に基づき、国が認定した地域再生計画に対する寄附を行った法人に対し、寄附額の最大9割に相当する額の税額が軽減される制度になりますので、法人から寄附を受けるためには地域再生計画を策定し、国の認定を受ける必要があります。本市は令和3年9月9日付で内閣府に提出した第62回地域再生計画が11月26日付で認定されております。 御質問、件名7、男女共同参画について。小項目1、これからの計画についてお答えします。男女共同参画計画については、男女共同参画社会基本法に規定する市町村計画となっており、第5次糸満市総合計画において多様性を認め合う社会をつくるという政策の方針に対して、男女の役割分担の是正や男女共同参画社会に向けた意識づくりや共生社会の実現に取り組むことを掲げております。また令和4年3月に策定した第3次糸満市男女共同参画計画~いちまんVIVOプラン~については、計画の期間を令和4年度から令和13年度までの10年間とし、社会情勢の変化によって計画の変更の必要性が生じた場合には、中間年度である令和8年度に見直しを行うものとなっております。なお、本計画では支え合って共に生きる平和のまち・糸満市を将来像とし、あらゆる分野における男女共同参画の推進拡大、安全・安心な暮らしの実現、男女共同参画社会の実現に向けた意識の向上を基本方向として掲げるとともに、女性の活躍推進計画や配偶者等からのDV防止計画も包含した内容となっております。今後の計画としては、当該計画に掲げた具体的施策について、市民、事業者、学校など関係機関と連携を図り、男女共同参画計画のさらなる推進に向けて取り組んでまいります。 ◎建設部長(上原斉) 御質問、件名8、平和の道線について。小項目1から3までについて順にお答えいたします。 小項目1、進捗状況については、事業主体である沖縄県に確認したところ、平和の道線は平成20年度から事業に着手しており、令和3年度末の進捗率は事業費ベースで約44%となっています。工事については2工区に分けており、喜屋武から真栄里工区を優先的に実施しており、早期供用を目指しているとのことでありました。また山城から喜屋武工区については並行して用地取得に取り組んでいるとのことであります。 次に小項目2、どのような道になるのかについては、平和の道線は平和創造の森公園から喜屋武岬、喜屋武漁港、名城ビーチ等を経由し、沖縄西海岸道路(糸満道路)に至る総延長7.8キロメートルで、幅員構成については中央分離帯はなく、片側1車線の2車線道路で歩道付であります。 最後に小項目3、経済効果はどれぐらい期待できるかについては、県に確認しましたが、経済効果を調査したものはありませんとのことでした。しかし、当該路線の整備によって戦跡、史跡等の各拠点へのアクセス性、周遊性を高めるとともに、沖縄本島南部の観光振興及び地域活性化を図ることが期待されるとのことでありました。 ◆2番(玉城哲郎議員) それでは件名11ですが、子供から学校、学校から教育委員会というふうに今答弁がありましたが、この話を聞いたときに不審者と思われる方の個人情報が相当載っていたと。じゃあその方が特定できるのであれば、一度発信する前に事実関係を確認する時間の余地はあったのではないでしょうか。 ◎教育長(幸地政行) 市内中学校からその不審者情報が教育委員会に来て、その間に不審者情報に係る内容を調べる必要はなかったですかということに対してお答えいたします。 まず1つ目は、議員も御承知のとおりだと思いますけれども、この不審者情報については早めの周知が大事になります。市内にある学校、その日はすぐ下校、朝また子供たちが登校しますので、それがまず1つあります。それからこの不審者情報の中に特定され得る内容というものが含んでいるときには、教育委員会の中でもっと調べることはなかったんですかという論点がありますけれども、これについては、1つ目は中身はちょっと言えませんけれども、自称という形で話していて、その内容も含めて教育委員会内では私たちはこの内容を存じ上げることではなかったです。知らなかったです。なおかつ、一般的に自称というときには、不審者情報のときにはその方が例えばうちの犬がいなくなったから一緒に探してくれないかとかそういったことを言いながらということもよくあることですので、やはり原則としてこの内容を正確に、早急に学校に知らせるべきだということで周知したところであります。 ◆2番(玉城哲郎議員) この不審者と思われる方が発信された内容の中に子供を本気で殴ったと、そういうことも書かれていたそうなんです。このことが起きた2日後ぐらいにこれは発信されているんですよね。そうしたらこの2日間のうちに本当に殴ったかどうかという確認はすべきだったのではないでしょうか。 ◎教育長(幸地政行) この中学校における、本当に殴ったかどうかということは、学校内で複数の職員でちゃんと聞いていますし、それぞれまた複数の生徒たちに内容を確認しながら聞いているところです。またこのことがあった翌日に学校に報告するんですけれども、やっぱり保護者も心配になってしっかり伝えなさいということも含めて、やっぱりそういったことであったと。もう少しその内容をお話すると、おなかを触れという形でこの辺を触るとかですね、鍛えられた……それはないです。それから護身術を教えてやるということで、本気で強いパンチということで生徒さんは話しているところです。それから私たちは生徒たちを守る立場ですので、また教育委員会としては中学生の側から本当に怖かったんだという、恐怖を感じたんだということもこの文面から見て取れますし、相手方のやっていることと受ける側は違うというふうな、この中では見て取れるということを思いまして、教育委員会としてはこれはすぐに周知を図る必要があるという認識の下にそういう対応になりました。 ○議長(金城寛) 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。 ◆2番(玉城哲郎議員) 同じ話になるんですが、不審者と思われる方の人物像、どこに住んでいる。そういった事細かく書かれている中で、本人はやっていない。ただ相当その影響で本人は各友達や知り合いから連絡が来て、経営している施設に本当に影響が出ていると。そこまで事細かく分かるのであれば、本人に……もう一度聞きます、本人に聞く余地はあったんじゃないか。 ◎教育長(幸地政行) 再質問にお答えいたします。 御本人様がその3日後に来られて、教育委員会、私もじかにお話を聞きました。すごく名誉を傷つけられたということですごくお怒りでありました。ちょっと紹介すると、御自身は自己紹介もしたんだと。それは生徒さんが、自称と、こういうことを言っていたということで多分同じだと思うんですけれども、それからフレンドリーな会話だったんだと。それからSNSの拡散とか本気でパンチはしていないということ等がありました。やっぱりそこを踏まえて自称という言葉のあのときには、早く知らせなくちゃということで学校に通知したわけでありますけれども、御本人様のこれまでの青少年に対するボランティア、あるいは功績等も御本人さんから聞くこともできましたので、やはりこれにおいては、結果としてここの内容の中身としては、そのときには全然存じ上げなくて、本当に不審者が自己のことを言っているということがよくあってのことで、繰り返しになりますけれども、そういう状況だったのでそういう結果になっております。 ◆2番(玉城哲郎議員) SNSで発信された内容というのが、この方はどこどこで施設を経営して、年齢はこれぐらいで、身長はこれぐらいで、過去に表彰も受けたと、そこまでも書かれているんですよね。そこまで書く必要もあったのかというところですよね、知っているのであれば。 ◎教育長(幸地政行) 議員の再質問にお答えします。 そのことにおける、やはり自称という、本人がこういうふうにおっしゃっているということだったので、これがまた自称で確約して本当のことかも分からないということで、ましてやその後に受ける子供たち、生徒さんの内容から見ますと、これはやっぱり周知して注意喚起すべきだということでの判断でした。 ◆2番(玉城哲郎議員) ここから先は警察の仕事だと思いますが、ただ個人情報としましては、あまりにも本人は名誉を傷つけられた、やってもいないことを書かれている、事実と関係のないことをと本人もおっしゃっていますし、やはりこれだけ書かれると、そうやって施設を経営しているところで本当に影響が出ると。大変本人はもう傷ついて困っております。今後こういうことを何と言うんですか、生徒たちを信じることはいいことです、当然。ただ双方、相手方にも確認するというのも今後大事じゃないですか。もし特定をしているのであれば、今回みたいに。 ◎教育長(幸地政行) 今回の御本人様からの事実に反するという文章を流されたということと、また自称というのが、自称というか、これは事実だったと。本人がおっしゃっているのは、本人の立場とかいろんなものは、後からこれは事実だったということもあります。ただ、繰り返しになりますけれども、これは早めに対応が、安全面を考えると必要だし、だからといって個人情報が特定されるというところも流していいかということになりますけれども、あの時点においては、自称という言葉もあのときは信じ難いような気がしました。そういったことで注意喚起をしたところであります。こういったことが怒らないように、すぐにも1月の定例校長研修会における文書でもって、児童生徒からの不審者に関する情報提供における対応についての通知を出しながら、またそれを説明したところであります。また聴き取りメモという様式を作りまして、いつどこで何があったか、そして不審者の特徴、被害児童生徒等ですね、それから下の欄には教育委員会、警察へ連絡済みとか、校長の印鑑と生徒指導になるんでしょうか、主任印を押して改善しているところであります。ですからこういった御本人様に対して、結果として、その後から非常に迷惑をかけることがないように、しっかりまた対応していきたいと思います。またさらに強化していきたいと思います。申し訳なく思っております。 ◆2番(玉城哲郎議員) 今御本人がとっても求めていることは、これから先、本気で殴ったということが本当はなかったともし出た場合、教育委員会はあれは間違いでしたとSNSで発信できないかと、それを希望しているんですよね。それは可能でしょうか。 ◎教育長(幸地政行) 幾つか、結論としてはSNSでそのことをまた流すということは教育委員会としては難しいと考えております。その理由なんですけれども、まず1つ目は、中学生による3名が話している、恐怖を感じたということの内容は教育委員会としては聴き取りもしながらそこに上がってきていて、それはそれで本人がおっしゃる以外に、子供たちが受けたそういう衝撃ですので、これは私たちは事実だろうと思っていました。ですから、このことをSNSで違いましたということはちょっと難しい。それから両方とも警察がですね、教育委員会も内容を聞いたりはできませんし、警察が事情を聴いたりしておりますので、そこはまたそこが判断すべきところだろうと思っております。またこのSNSについては、蒸し返して二度御迷惑をかけるということは、そういった状況が一番懸念されること。また御本人様及び生徒の皆さんを、御本人様もそうですし、お仕事、それから生徒の皆さんは将来ある未来に対してですね、そこはSNSで再度掘り返すということは難しいと思っています。 ◆2番(玉城哲郎議員) ここからは憶測なんですが、訴えた生徒が恐怖を感じたとか、それで本当に殴られたとか、そういうふうに訴えた。それが実は誤解だった場合、これは訂正すべきではないのかなと思うんですよね。これはこれから先どうなるか分かりませんが、ただ、本人は名誉を傷つけられたんですよ、今回の12月のSNSで、これが本当に実はお互い誤解だったんだよということになれば、本人の名誉はまた回復されると思うんですよ。もう1回再度聞きます。そのためにもあれは誤解だったとそういった内容のSNSはやるべきではないでしょうか。 ◎教育長(幸地政行) 議員の御質問に再度お答えします。 やはり、両方があるので、その誤解ということもきちんと整理して周知すべきじゃないかなという再度の御質問でした。これについては、先ほども警察等のところでその辺また御判断するところもあるんじゃないかなと思っています。また生徒さんは非常にそこに書かれているとおり怖さを感じておりますので、そこのところは、先ほどの理由から現時点では難しいと思っております。 ◆2番(玉城哲郎議員) 訴えた生徒さんたちは、それほど特徴的な生徒の人物像というのは書かれていなかったんです。ただ生徒たちが訴えて、不審者というふうに上げられた方は事細かく情報が出ているんですよね、その人の個人情報が。そういった場合この差というのがあるじゃないですか。彼たちは確かに未来があって、でも彼たちが誰なのかというのは誰も分からないじゃないですか。あのSNSの内容では。だから将来性はまだあるんですよ。ただ、この方はもう経営も危ないんですよ。そして今まで築き上げた名誉もこれも全部なしになってしまう。もう本人はとても落ち込んでいるんですよね。そう考えると、まずその不審者と思われた本人に対しても何かしら謝罪はすべきではないでしょうか。 ◎教育長(幸地政行) 今の謝罪ということは、どなたが謝罪ということから言うと、私のほうとしては教育長として、結果として申し訳なかったということを謝罪するという意味で申し上げますと、個人が特定できる内容を流して、やっぱり一方ではその内容でこの方の名誉等を傷つけたということに対して、また御本人様は家族も悩んでいますよということも聞いておりましたので、その辺はこれからそういったことがないように、今回の事実をですね、結果において迷惑はあったということなので申し訳なかったということで謝罪したところです。 ◆2番(玉城哲郎議員) この方は本当に落ち込んでおりまして大変ショックを受けております。今後こういったことが、生徒たちから聴き取って、それでいち早く流すことはいいことだと思いますが、今回のように事細かく、ましてや名誉を傷つけられた。今まで頑張ってきた人が、ボランティアも一生懸命やってきた方が、事細かく情報を出されるというのは大変よくないことなので今後気をつけてほしいと思います。休憩お願いします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時56分)                              (再開宣告午後3時56分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆2番(玉城哲郎議員) 件名1、こども議会ですが、今後、段階的に研修など計画を立てていくというふうに答弁がありましたが、少し教えていただければいいんですが、いつ頃実施して、開催を目標にしていますか。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えします。 開催時期については、現時点では2月頃を考えております。計画では昨年、一昨年と校長会でこども議会を開催しますと周知をしたんですが、学校のコロナ感染状況の拡大であるとか、教職員の皆さんがオンライン授業であるとか多忙を極めていたので、計画が今滞っている状態です。現在コロナも落ち着きつつあるので、子供たちを集めて研修を開催して進めていきたいと考えております。 ◆2番(玉城哲郎議員) 段階的にやる研修の内容としましては、今みたいなような議会の役割、そして当局の役割、税金の使い方とかそういったものもレクチャーしていくのでしょうか。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) そのように考えておりますが、内容としましては、対象は中学生を考えておりまして、中学生の学校代表が日常の生活の中で感じたこと、疑問に思っていること、そういうことを市の当局に質問していただいて意見交流していこうかなというふうに考えております。 ◆2番(玉城哲郎議員) やはりこういったこども議会を開くということは、前も提言したと思うんですが、やはりインターネット中継を見るか、もしくは傍聴、もしくは実際私たちの説明を聞くとか、そういったものも今後、研修の内容に入れてもよいのではないでしょうか。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 中継や傍聴については、関係部署と調整して調整を進めていきたいなと考えております。ただ、今断言して、やりますということはちょっと御返答は差し控えさせていただきます。 ◆2番(玉城哲郎議員) それでは本当に2月に向けて、もしかしたら早くなるかもしれないですし、ぜひ子供たちに議会を学ばせて、そしてより社会に羽ばたくために期待を込めて、こども議会の開催をお願いいたします。休憩お願いします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時59分)                              (再開宣告午後3時59分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆2番(玉城哲郎議員) それでは件名2ですが、スポーツキャンプ等受入協力会とはどういった話をされたのでしょうか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 糸満市スポーツキャンプ等受入協力会というのが昨年度設立されているんですけれども、これは官民一体となって国内外のプロスポーツ及びアマチュアスポーツの団体、または個人のスポーツキャンプ等の誘致等に積極的に取り組むということで、市民のスポーツ参画、人口の拡大、競技力向上、経済効果の波及ということで糸満市のスポーツキャンプ等の受入協力会を設立することで、そういった趣旨で設立されています。具体的内容というのはまたこれから、昨年度行った2次キャンプを受けてですね、具体的にどういった感じで取り組むかというのはこれから話し合っていくということです。 ◆2番(玉城哲郎議員) ぜひですね、これから、佐々木朗希選手が活躍しておりますので、これから糸満市のもっとPRになると思いますので、ぜひ来年充実したキャンプになるようにお願いいたします。休憩お願いします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時01分)                              (再開宣告午後4時01分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆2番(玉城哲郎議員) ヤングケアラーについてですが、実態調査を行う前にまず子供たちのヤングケアラーに対しての認知度というのは高いのでしょうか低いのでしょうか。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えいたします。 子供たちの認知度については、調査をしていませんので詳細な数値で答えることはできませんが、自分がヤングケアラーであるという自覚を持ってる子供が何名いるかというのは少ないかなと思います。 ◆2番(玉城哲郎議員) その中でなんですが、どういう質問の仕方か分かりかねるんですが、ヤングケアラーとはそもそも何という子もいると思うんですよね。それを説明した上で、この実態調査をやったのかというところなんです。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) ヤングケアラーの説明というよりは、直接子供たちにこういうのがヤングケアラーですよという説明はなされてないんですが、アンケートの中に、例えば家族の世話をしているとか、兄弟の世話をしているとか、そういう項目がありますので、そういう調査の仕方をしております。 ◆2番(玉城哲郎議員) この調査をすることによって、嫌がる保護者とかもいなかったでしょうか。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えいたします。 保護者の意向については調査をしておりません。なお、調査の仕方は無記名ですので、どういうふうな子供がどういう回答したかというのは、我々も把握できない状態になっております。 ◆2番(玉城哲郎議員) 国全体では5.7%、中学生が5.7%で、高校生が4.1%で、それに対して再度もう一度聞きますが、糸満市は14%でこれは間違いないでしょうか。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えいたします。 糸満市は、全体の約14%となっております。 ◆2番(玉城哲郎議員) 7人に1人というこの状態で、今後これを減らすという施策はありますでしょうか。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えします。 先ほども答弁で申し上げましたが、学校教育課におきましては子供が相談しやすい環境づくり、それから子供たちを観察して様子がおかしい子供はいないか、それから子供に寄り添った指導、そういうものを目指しております。市全体としてどのような環境づくりをするかというところについては私どもではちょっとお答えしかねます。 ◆2番(玉城哲郎議員) ヤングケアラーというのは本当に幅が広いです。どこからヤングケアラーなのかも分からない子たちもいると思うんですよね。このアンケートの仕方では、これが本当に判断基準になるかどうかも分からない部分もあると思いますが、これだけ、14%というのは大きい数字であります。やはり子供たちを観察して……、しかし子供たちは自分から言い切れない部分もあるんですよね。そういった面ではやはり現場にいる職員、教職員がいち早く気づくことが大事だと思うんですよ。そしてどういうふうに今後表面化していくというのは、何か考えはありますでしょうか。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 先ほども申し上げましたが、研修会を計画しております。ヤングケアラーについての研修を深めて教職員のスキルを高めていきたいと考えております。なお教職員については、例えば遅刻が多いであるとか、授業中に寝ているであるとか、どうも衣服が汚れているであるとか、そういうふうなことを細かに観察して、様子がおかしければ関係部署に相談するとか、もしくは子供たちの日頃の関係性を深くつないで、子供たちと相談しやすい関係性をつくるとか、そういうふうなものを学校としては目指しております。 ◆2番(玉城哲郎議員) 当局にお伺いします。 今回、歳出の3款2項5目でヤングケアラー支援体制強化事業があります。この事業に参加する方々は、この講師を呼んで、その講師の話を聞いてヤングケアラーの対策をするというふうなそういった事業だと思いますが、この参加する方々というのはどういった方なんですか。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 まず、こども未来部の支援員ですとかですね、あと関係する部署、こども未来部に限らず関係する部署の職員ですとか、そういった方々にヤングケアラーについてよく理解していただいて、あと支援につなげるためのノウハウとかですね、そういった部分を研修していきたいというふうに考えてございます。
    ◆2番(玉城哲郎議員) これはもう当然、教育委員会も入ってます……、入ってますか。 ◎こども未来部長(国吉丘) 失礼いたしました。先生方も含まれております。 ◆2番(玉城哲郎議員) 今回こういった強化対策事業の中で講師がどういった講話というか、授業をするのかまだ分からないんですが、こういったヤングケアラーというのはいろんな要因があってヤングケアラーに発展する場合があります。そういった中でもDVや虐待からヤングケアラーに発展する場合もありますので、そういった意味も含め、もっと幅広く要対協とか警察関係部署とかも呼んでもいいのではないかと思いますがどうでしょうか。 ◎こども未来部長(国吉丘) 先ほどですね、答弁の中で子ども・子育て会議において報告すると答弁させていただきましたが、同じようにですね、要保護児童対策地域協議会ですね、そちらのほうにも諮りながら、いろいろな意見を参考にしながら進めていきたいと考えております。 ◆2番(玉城哲郎議員) 今後、私の提案としましては条例を制定したほうがいいと思いますが、今現在では、子ども・子育て会議で賄えるものなんでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時09分)                              (再開宣告午後4時10分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 まずはですね、ヤングケアラーは様々な要因で支援が必要なケースがあると思います。例えばほかの部署、健康推進課ですとか、あるいは介護、そういった原因になる要因が様々な理由であるかと思います。まずはそこをしっかり支援につなげていくような体制を取りながらですね、条例につきましては、今後それをやっていく上で必要になるという話がございましたら検討してまいりたいと思います。 ◆2番(玉城哲郎議員) 近所の方が、この子がヤングケアラーだと思ったとき、件名10の小項目2に関連するんですが、189(いちはやく)に連絡してもこれは大丈夫なんでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時11分)                              (再開宣告午後4時12分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 虐待ですとかヤングケアラーですとか特に関係なくですね、議員の御質問にありましたように、189(いちはやく)の電話番号でまずは受付いたします。さらにその後ですね、内容を精査していくことになると思います。 ◆2番(玉城哲郎議員) ぜひですね、教育委員会と連携を取りまして、ヤングケアラーの未然防止、そして減らすということに尽力していただければなと思います。 それでは件名4の小項目2ですが、ちょっと2月が多いように聞こえたんですが、これは感染者が何で2月だけがこんなに多いのかなと、コロナの影響が。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) お答えします。 感染が拡大したというのも理由ですが、前年度までは学級内に感染者がおりますと、即学級閉鎖の状況の基準がありました。4月を超えて、今年度に入りまして、現在は感染者が学級にいても状況を確認して、学級内で感染拡大がそういうふうに広がらないだろうと判断できる場合は、学級閉鎖を行わないようにという指導があります。 ◆2番(玉城哲郎議員) この毎月のコロナ感染者数を見てみますと、やはり連休後が多いイメージがあったもので、特にゴールデンウイーク後は多かったんですが、その中でも新学期に入ってコロナの影響による学級閉鎖の基準が変わったから5月以降はこんなに少なくなっているという、そういった認識でよろしいでしょうか。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えします。 議員の認識でよろしいかと思います。 ◆2番(玉城哲郎議員) ただ学級閉鎖がまた幾つか続いておりますが、そういった学級閉鎖の際には、やはりリモート授業になるのでしょうか。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) お答えします。 リモート授業を基本に対応しております。ただ、リモート授業ができない家庭もありますのでプリントを配布したり、そういうふうな感じの対応を行っております。 ◆2番(玉城哲郎議員) それでですね、じゃあ例えばですよ、家族でお父さん、お母さんがコロナに感染しました。この子が学校に通って濃厚接触者の状態でも学級閉鎖はないということですよね。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時15分)                              (再開宣告午後4時16分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 濃厚接触者が学級に登校して、分からなかったということですよね。現在の規定では学級閉鎖にはならないかと思います。ただ、その濃厚接触者が登校したために学級内で感染が広がって、コロナ感染拡大のおそれがあると判断された場合は、学級閉鎖になるおそれもあります。 ◆2番(玉城哲郎議員) 今の基準では、じゃあどこから感染拡大のおそれがあるというふうに決められているんですか。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 明確な基準はありませんが、感染経路が特定できない場合、例えば家族内の感染であるとか、部活動で感染したであるとか、どこか別の場所で感染したとかそういう感染経路が特定できなくて、学級内での感染が可能性が高いと判断された場合は学級閉鎖になる場合があります。 ◆2番(玉城哲郎議員) なるべく学級閉鎖は起こらないほうがいいと思うんですが、やはり子供たちも授業もやりにくいと思うんですよ、ずっとマスクもしてますし、感染しないようにというふうにどういうふうに学校現場から促しているのでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時17分)                              (再開宣告午後4時17分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えいたします。 基本的には3密の回避、マスクの着用、手洗い、あと換気ですね、それを徹底してくださいということで県のほうから通知があります。ただ、今回熱中症の予防の観点で、マスクは熱中症のおそれがある場合はマスクはしなくてもよいというふうな指導になっております。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時18分)                              (再開宣告午後4時18分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆2番(玉城哲郎議員) 件名5ですが、小項目2について。もう一度聞かせてほしいのが、チケットの配布枚数というのはどれぐらいですか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 令和3年度、270頭分ということで、一月当たり約20枚程度であります。 ◆2番(玉城哲郎議員) この申請方法というのを教えていただけないでしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 申請方法につきましては、さくらねこTNRの活動については、自治体のほうで申込みをした後、こちらから申請書を提出いたします。先ほど申し上げた430頭分の申請をいたしました。それに対しての270頭分のチケットを頂いております。 ◆2番(玉城哲郎議員) 飼い主のいない猫を捕まえて不妊去勢手術をした場合、別の方が間違えて捕まえる可能性もあると思うんですが、見分け方というのはどういうふうに教えてるんですか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) これにつきましては、不妊去勢手術をした猫については判別はつくようにはなっております。耳を切り抜いて判断できるように、V字型の切取りで判断できるようにはなっております。ただ、持ち主のものか、野良猫なのかという判断につきましては、判断はできないということであります。 ◆2番(玉城哲郎議員) どうですか。これによって効果は出ましたでしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えします。 こちらが要請した部分につきましてはニーズがあって要請しておりますが、それ以上まだ要求はございますので、ということは効果はありますけれども、今後ともこの不妊去勢手術事業を行うことで効果は出るものと考えております。 ◆2番(玉城哲郎議員) 平成30年頃ですかね、大体477ぐらいだったんですが、そこから頭数が減って270頭ということは、やはりそれだけ飼い主のいない猫が減ってきているということで、効果が出てるというそういった認識でよろしいでしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えします。 このチケットにつきましては、ボランティア団体の割当てとか行政の割当てとかありまして、その分こちらが430頭分を申請しても270頭分しかないということで、やはり割当てが少なくなっているということであります。 ◆2番(玉城哲郎議員) そもそも小項目1の不妊去勢手術っていうのは大体金額はお幾らぐらいでしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 不妊去勢手術につきましては糸満市の補助となっておりまして、猫の雄が6,000円、犬の雌雄、猫の雌につきましては1万円を上限として補助をしております。実際、手術の費用は各動物病院でいろいろありまして、約3万円から1万円の間というふうに聞いております。 ◆2番(玉城哲郎議員) 3万円から1万円の間で、パーセンテージでなく金額で6,000円、1万円というふうに分けてるという、そういったことでしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えします。 補助額につきましては、今おっしゃるとおり6,000円と1万円の上限で分けております。 ◆2番(玉城哲郎議員) チケットに関してなんですが、需要に対して供給は間に合っていますでしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えします。 先ほど申し上げたとおり、こちらの要求としまして430頭分の需要があるんですけれども、実際に供給としてチケットを頂いた数が270頭分ということであります。なので需要と供給からすると需要に追いついてない状況であります。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時24分)                              (再開宣告午後4時24分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆2番(玉城哲郎議員) ふるさと納税についてですが、企業版ふるさと納税というのは各部署が事業を立ち上げないといけないのでしょうか。このふるさと納税はそもそもあれですよね、さっき答弁があったように7つの用途、使い道があって、これに対して納税する納税しないというのがあるんですが、企業版の場合はそういった内容というのはどういうふうになっているんでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時25分)                              (再開宣告午後4時26分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 先ほど本市も地域再生計画が認定されていると申し上げました。これは何かというと、総合計画と一緒に策定した、まち・ひと・しごと創生総合戦略のことです。それの対象となる事業であれば企業版ふるさと納税の対象となると。そういう事業に充当しているということでございます。 ◆2番(玉城哲郎議員) 直近で言いますと、この計画になじんだ企業版ふるさと納税というのはどういった内容でしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時27分)                              (再開宣告午後4時27分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆2番(玉城哲郎議員) 市外の企業が、糸満市に企業版ふるさと納税を寄附した、最近ですよ、直近で。それはどういった内容の寄附ですかね、事業計画の。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時28分)                              (再開宣告午後4時40分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えいたします。 糸満市では1月に企業版ふるさと納税の寄附を頂きました。その際ですけれども、まず寄附者のほうから、災害時の適切な指導や事故を回避できる情報提供が必要であることから、防災マップ等に役立ててほしいという申入れがありました。この場合において、先ほど申し上げましたように地域再生計画のほうに位置づけられているかということが必要となってきます。そこのほうの基本目標の中にある、安心して元気に暮らせるまちづくりの組織というのがございますけれども、その中に糸満市津波減災マップを作成するという事業がございましたので、そういうものに充てさせていただいております。仮に、そこに具体的な事業がない場合には、補正予算等で作成して事業を実施することも可能でございます。 ◆2番(玉城哲郎議員) ぜひですね、各部署もこれになじんだ、地域再生計画になじんだ計画を立ててほしいと思います。ふるさと応援寄附金は、ふるさと糸満市を応援する気持ちを形にする仕組みとして平成20年度税制改正によって創設されております。納税者一人一人の貢献が地方を変え、そしてよりよい未来をつくり地域に活力が生まれることが、これが期待されることがふるさと納税の理念であります。糸満市では令和3年度にビールのイトマンズを開発するなど年々返礼品の種類が増え、魅力が高まっていると感じております。また、今年度においては地場産品販路拡大事業を行うと聞いていますので、ぜひ販路拡大事業において大都市等にプロモーションに行った際には、糸満市の特産品をPRし、ふるさと納税の増加につながるよう工夫を行っていただきたいと思います。 それでは件名7、男女共同参画によってDVやパワハラ、モラハラとかそういったものが減っていけばいいのかなと思いますので、ぜひ小中学校でも啓発のほうをお願いいたします。 件名8、県南部土木事務所としましては、何年までに完成の目標というのは聞いていますでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時43分)                              (再開宣告午後4時44分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 県のほうからはですね、2020年代後半の供用開始を目指しているということを聞いております。 ◆2番(玉城哲郎議員) 県と会う機会があれば、早期に建設できるようにとかそういったお願いはしましたでしょうか。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 去る5月16日に行われた県土木建築部と南部市町村との行政懇談会の場で、市長が平和の道線について早期開通の要望をしております。また6月8日に行われた令和5年度沖縄振興予算に関する意見交換会の場においても早期開通の要望を行っております。 ◆2番(玉城哲郎議員) やはり困難となるのは用地取得だと思われます。その中で市としてもその用地取得に係ることは、何か協力はできないでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時46分)                              (再開宣告午後4時46分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 早期開通に向けて県からまた地権者等との交渉等ですね、そういったお話があれば内容によっては協力できるところについてはですね、一緒に協力していきたいというふうに考えております。 ◆2番(玉城哲郎議員) 小項目2ですが、どのような道路になりますかというときに、私はぜひノンストップでスタート地点からゴールまでいってほしいなという思いがあるんですが、考えもあるんですが、信号は幾つかというのは何か聞いていますでしょうか。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 信号機の設置についてはですね、今後県警と交差点協議を進めていきたいということで、県から話がありました。 ◆2番(玉城哲郎議員) ぜひですね、今年には大型ホテルも、リゾートホテルが建設されます。そういった面でも必要とされますので、市長と一緒になって早期の建設をお願いいたします。 それでは件名9、葬儀場条例についてですが、葬儀場を造る際に、造る場所周辺の環境に少なからず影響が出ることから、事業主と住民等の間に紛争が起きる可能性があります。未然に防ぐためにはこの条例を制定すべきだと思うのですがどうでしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 条例の制定、おっしゃるとおり葬儀場等の建設に伴う紛争等の未然防止をするということ。あと地域の良好な生活環境の形成に資すること等がありますけれども、先ほど申し上げたとおり制定につきましては施設の必要性や、あと地域の影響等、場所等もございますので、そういった場所を総合的に考慮させていただきたいと考えております。 ◆2番(玉城哲郎議員) もし今後、葬儀場が糸満市のどこかにできるとなった場合、まず建築確認は建設部のほうに行くと思うんですよね。そのあとに、もしそういうことがあるという情報があれば、本当に地域の住民同士の紛争を未然に防ぐためにも、ぜひこの事業主と市が一度話し合ってもいいのかなと私は思いますので、今回はもうできてしまったので仕方がないというふうにも地域の方もおっしゃっていましたが、ぜひこういった紛争をなくすようによろしくお願いいたします。 それでは件名10ですが、糸満市子どもを虐待から守る条例について、今頃というふうに私は疑問に思うのですが、もっと早くにできてもよかったんじゃないかなと思うんですが、どうでしょうか。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 本条例を制定するに当たってはですね、糸満市要保護児童対策地域協議会の検証結果を踏まえ、子ども・子育て会議や糸満市要保護児童対策地域協議会において丁寧に議論を重ねるとともに、市民からのパブリックコメントを経ており、本条例制定に必要な時間であったものと考えています。 ◆2番(玉城哲郎議員) この条例の中には、例えば189(いちはやく)に相談した。そう思われる方が、糸満市外に引っ越した場合、ちゃんとその自治体に情報というのはちゃんと事細かく添えて流すこともこの条例に入っていますでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時51分)                              (再開宣告午後4時52分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 糸満市子どもを虐待から守る条例の第17条にですね、「市は、虐待を受け、又は受けるおそれのある子ども及びその保護者に対する支援中において、これらの者が転出をする場合若しくはその事実が判明した場合は、支援が途切れることのないよう転出先の市区町村へ必要な情報を引き継ぐものとする。」と規定されてございます。 ◆2番(玉城哲郎議員) ぜひですね、本当にもう千葉県のああいった悲しい事件を起こさないためにも、この条例に沿ってしっかり徹底してほしいと思います。この条例というのは、まず子どもを虐待から守ることに関する基本理念を定め、市、保護者、市民等、関係機関等の責務を明らかにするとともに、虐待の未然防止及び早期発見、虐待から子どもを守るために必要な施策の基本的な事項を定めることにより、子どもの心身の健やかな成長及び発達に寄与すること、これが目的、そして理念というふうに定められております。ですので二度とこういった悲しい事件が起きないように、ぜひ未然に防いで頂くようお願いいたします。 以上で私の一般質問を終わります。   ―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(金城寛) 以上で本日の会議を終了いたします。                              (散会宣告午後4時54分)...